市長コラム

2023年02月15日(水)

市長コラム(令和5年2月15日)

 14日、市議会3月定例会が開会されました。
 会期は3月24日まで。提出議案は、専決処分の報告が3件、常任委員会へ付託される3月補正予算が11件、条例議案が8件。予算特別委員会へ付託される新年度の当初予算が14件、条例議案が3件となっています。

 補正予算については、一般会計・特別会計・企業会計を合わせた全会計の総額は、62億7,489万9千円。主なものとしては、電気やガスなどの価格高騰の影響を受けている事業者等に対する負担軽減のための支援に約3,400万円、子ども・子育て支援として、民間保育所等に対する各種補助金の増額、橘地域の認定こども園整備関連、教育環境の改善に向けた整備などに約19億6千万円余となっています。

 令和5年度当初予算では、一般会計は前年度に比べ38億円の増となる748億円、一般会計・特別会計・企業会計を合わせた全会計の総額は、前年度に比べ約184億円の増となる1893億308万円余となり、一般会計及び全会計の総額いずれも過去最大となりました。
 なお、当初予算では、「子ども・子育て支援」、「脱炭素移行」、「デジタル・トランスフォーメーション(DX)」の3つの分野に主眼を置くなど、持続可能なまちづくりに向け、未来への投資とともに、安心して子育てができる地域社会を実現するための予算編成としています。

 この日は新年度の施政方針演説を行い、施政に対する私の思いを述べさせていただきました。総合計画2年目、そして令和2年5月に市長就任して最終年となる4年目に入る今年、「世界が憧れるまち"小田原"」の実現に向けて、覚悟を持って市政運営に臨む所存です。そのための大変重要となる3月議会、小田原の未来のためしっかりと議論してまいります。
(予算の概要は、このコラムでも改めてお知らせします。)

2023/02/15 10:49 | 未分類

2023年02月14日(火)

市長コラム(令和5年2月14日)

 8日は、かながわ西湘農業協同組合小田原いちご生産部ほかの皆さんが、新品種のいちご「かなこまち」の出荷シーズン到来を受け、PRのため表敬訪問されました。
 「かなこまち」は、神奈川県が「紅ほっぺ」と「やよいひめ」を交配・育成した品種で、「神奈川生まれの美しくて美味しいイチゴ」という思いが込められています。令和3年から出荷が始まり、今シーズンが本格出荷となるため、そのPRと生産報告のためお越しいただいたものです。
 当日試食をさせていただきましたが、実が大粒でいちごの香りが高く、果実の中まできれいな赤色。とても甘く、酸味とのバランスも良く仕上がっています。市内では、JAかながわ西湘朝ドレファ~ミ♪の成田店とハルネ店のほか、市内のスーパーでもお求めいただけます。「小田原いちばやさい」ブランドにも認定されている「かなこまち」。2月17日(金)・18日(土)にハルネ小田原で開催される「小田原冬の農産物フェア」で「かなこまち」の試食・即売会が行われるので、ぜひ多くの方に食べてもらいたいと思います。

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2023/02/14 13:17 | 未分類

2023年02月13日(月)

市長コラム(令和5年2月13日)

 6日は、「Suitaサスティナブル・スマートタウン(Suita SST)」を視察いたしました。
 Suita SSTは、大阪府吹田市にあったパナソニック工場の跡地に再開発により生まれたまちです。「社会のあるべき姿を提案するまち」をコンセプトに、多世代が住まい集い交流する街区のほか、ウェルネス複合施設(サービス付き高齢者向け住宅、認知症高齢者グループホーム、在宅介護施設、学習塾、認可保育所)、複合商業施設、交流公園を備えたスマートタウンで、昨年4月に"まちびらき"いたしました。
 
 街の達成すべき目標として、環境目標として、実質再生可能エネルギー利用率100%、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)街区Sランク、また、安心・安全のレジリエンス(弾力性、復元力)目標としてCCP(災害発生時のライフライン確保)3日間を設定しています。 太陽光、蓄電池、EV、先進ガス機器等の活用により、街全体のレジリエンス向上を図っており、電力は街全体で高圧一括受電し、各施設に供給。エリア一括受電システムだからこそできる常用線と予備線の2回線受電引き込みにより、街全体の停電リスクを軽減しています。

 また、健康への取組として、パーソナルヘルスデータに基づく健康増進、維持サポートに力を入れています。セルフケアアプリを活用して健康に向けた行動をスコア化し、健康維持、増進への行動変容、生活習慣の改善にAIのアドバイスを利用するなど、健康になるための仕掛けづくりをしています。

  昨年12月に視察をした「Fujisawa SST」は、戸建て住宅中心のまちでしたが、Suita SSTは、中高層建築物中心のまちです。ゼロカーボン、デジタル、コミュニティ、サスティナブル、ヘルスケアなど様々なコンセプトをどう取り入れていくか、まちの規模や周辺エリアとの関係性など大変勉強になりました。
 
 2030年のまちびらきを目指し、ゼロカーボン・デジタルタウン創造事業が、いよいよ本格的に動き出します。視察を通じて得られた知見を新しい街の実現にしっかりと生かしていきたいと思います。

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2023/02/13 09:48 | 未分類

2023年02月10日(金)

市長コラム(令和5年2月10日)

 4日は、崎村調理師専門学校の料理作品展に伺いました。
 今回の作品展は、学生がそれぞれ料理のテーマを決め、制作した料理を一般の方にお披露目するものです。当日は手作りパンやジェラートなどが販売されたほか、無料サービスの特製ラーメンが振る舞われるなど、多くの方で賑わっていました。 同校は、昨年11月の学院祭での収益の一部をウクライナ人道危機救援金へご寄附いただくなど、地域貢献もされています。美食によるまちづくりとの連携なども期待できそうです。

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2023/02/10 13:15 | 未分類

2023年02月09日(木)

市長コラム(令和5年2月9日)

 2日、イノベーション創出に係る先進事例の調査のため、大阪市と京都市内の民間の施設を視察しました。
 大阪市と京都市は、神戸市とともに令和2年(2020年)に国が進める「世界に伍するスタートアップ・エコシステム拠点形成戦略」におけるグローバル拠点都市に選定されています。 大企業、資金、人材が豊富な大阪市、伝統産業や文化、製造などの環境が充実した京都市、実証実験や公共調達で先行している神戸市と、それぞれの強みを活かし、連携して取組を進めており、イノベーション創出、スタートアップの支援を推し進め、実績を上げている先進自治体であり、本市での今後の取組を考えていくためには、どうしても直接この目で見ておきたいと思い、視察に行ってまいりました。  

 まずは、大阪市が、大阪駅に隣接するナレッジキャピタルに開設する「大阪イノベーションハブ(OIH)」を訪問。OIHは、起業を目指す人材や投資家、研究者、大企業等が集い、結合させ、様々なイベントを組み合わせながら、イノベーションの創出や事業化につなげています。
〇大阪スタートアップ支援ポータルサイトhttps://www.innovation-osaka.jp/ja/

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2023/02/09 16:53 | 未分類

 
 

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