市長コラム

2020年09月07日(月)

市長コラム(令和2年9月7日)

 9月3日には東日本三菱自動車販売株式会社様、三菱自動車工業株式会社様と、「災害時における電動車両等の支援に関する協定」を締結いたしました。これは、災害時において大規模な停電が発生した際に、指定避難所や福祉施設等へ電力供給を目的に電動車両等を貸与していただくものです。
 東日本三菱自動車販売株式会社様は、本県を含む1都8県を営業エリアとしており、県内だけでも20店舗あります。広域的なネットワークにより、管内の店舗から災害の状況に応じて電動車両等を貸与いただけます。昨年の台風第15号で停電が起こった千葉県でも活躍されたとのことです。協定締結後には、市役所駐車場で実際に車両から供給された電力で扇風機を回したり、電気ポットでお湯を沸かすデモンストレーションが行われました。
 この車1台で個人住宅一軒の最大10日分の電気が供給できます。また、一度に150台の携帯電話の充電も可能であり、さらにガソリンを燃料として発電することにより、継続しての供給も可能になるとのことです。
 災害への備えを進めてまいります。
  9月5日に第62回小田原市保育事業大会永年勤続表彰式が生涯学習センターけやきで開催されました。コロナ禍で開催すべきかどうか難しい判断でしたが、プログラムを大幅に短縮し、永年勤続表彰だけは実施しようということになりました。このような大会を開催しているのは、県内では小田原市と横須賀市のみだそうです。今年は9名の方が表彰され、私から表彰状をお渡しさせていただきました。
 保育所は新型コロナウイルス感染のリスクに直面しながら、日々の業務にあたっています。特に、4月には緊急事態宣言が発令され、多くの事業所で業務を見直しされましたが、保育所を閉じれば医療をはじめ社会生活の維持に必要な事業を継続することが困難なことから、活動を継続していただきました。このような支えがあったことを忘れてはなりません。
 私は市長就任後、いくつかの保育所を視察いたしましたが、業務の特性上、密を避けれない中で大変な苦労をされておりました。保育機能を維持していただいた全ての方に改めて感謝を申し上げます。
 受賞者代表のご挨拶の中で、子どもの頃から保育士を夢見て頑張ってきたとの言葉がありましたが、きっと、今の子ども達も現役の先生方の愛情を受け継いで、将来保育士を目指す方が現れると思います。

2020/09/07 13:57 | 未分類

 
 

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