市長コラム

2021年01月12日(火)

市長コラム(令和3年1月12日)

 10日は成人式でした。本来であれば、市民会館に新成人をお招きして盛大な式典を開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が発令されたことを受け、急遽オンラインへと変更いたしました。これまで手作りで準備をされてきた運営委員の皆様の気持ちも複雑だったと思いますし、私にとっても苦渋の決断でした。しかし、新成人の抱負発表は素晴らしく、私達大人よりも、もっと冷静に事態を受け止めている気がしましたし、ご自身の経験も踏まえた心に残るメッセージを発していただきました。長い人生の中では予定通りにいかないことも沢山ありますが、それをどう人生の糧として成長していくかが大切だと思います。是非、これからの大きなチャレンジを応援していきたいと思いますし、本市の掲げる若者が活躍する社会に向けても協力をお願いしたいと思います。
 午後は、市民功労賞贈呈式の予定でしたが、これも開催方法を変更し、受賞された3個人・1団体の方に、私が賞状と記念品をお届けに伺いました。本来であればご来賓や関係者を招いての催しとなるところですが、致し方ありません。
 受賞された方は、小田原市民生委員児童委員協議会会長を務められ、高齢者・障がい者、子育て世帯への支援活動に取り組まれた市川昭維子さん、現代アートの素晴らしさを伝えるために自宅を解放し市民に鑑賞の機会を提供して頂くとともに、アーティスト・イン・レジデンスを開催してくださった須藤一郎さん、小田原市子ども会連絡協議会会長を務められ、子ども会の活性化と青少年の健全育成に尽力された橋本輝夫さん、地元農産物を使用した商品開発や農商工連携による地域活性化や耕作放棄地解消に尽力された小田原柑橘倶楽部の皆様です。車での移動中に晴れ着を着た新成人をお見かけしました。一堂に介する成人式は開催できませんでしたが、晴れ着を着て写真を撮ったり、ご家族で会食するなど、様々な形でのお祝いをされたのではないでしょうか。
 そして、白山神社で開催された、小田原囃子多古保存会の新年太鼓初め式に出席。例年ですと、公民館内での会食もセットで行われますが、今年は大人だけで神社での初打ちのみとなりました。
 この三連休は緊急事態宣言が発令されてから初めての週末でした。本来であれば、土曜日にはストリートピアノのオープニングセレモニー、月曜日は消防出初式が予定されておりましたが、これらは中止となりました。このため、私は成人式などの時しか外出しませんでしたが、市内は静まり返っていたような気がします。しばらくの間、様々な社会経済活動が制約されますが、なんとしても感染拡大を防がなければならないと思います。

2021/01/12 14:15 | 未分類

 
 

ページトップ