市長コラム

2021年03月12日(金)

市長コラム(令和3年3月11日)

 2011年3月11日14時46分。私は4月に予定されていた県議会議員選挙の準備のため、小田原市内をご挨拶まわりしていました。突然、地面が大きく揺れ、電柱、電線が見たこともないような揺れをしていました。屋外でしたので、疲労で目眩がしたのかと思いました。その後状況を把握したくても電話もメールもつながらない中で、事務所に戻るまで5時間以上かかりました。そして情報を把握するにつれて、とんでもないことが起こったと気づきました。

 その後、県議会議員となり、東北被災地の復旧・復興支援、地域の農産物が放射性物質に汚染されてしまったことによる復興支援、県議会特別委員会での議論を経ての条例制定、地方議会議員有志による災害対策議員連盟の設立などに取り組みました。また、改めてエネルギーを考えるきっかけになり、再生可能エネルギーの普及にも取り組みました。

 被災地にも多くの同志がいて、励まし、励まされました。被災された方にとっては、短くも、長くもある10年だったのではないでしょうか。

 昨年10月に浪江町、南相馬市、相馬市を訪問しました。そこには復興道半ばの現状があり、厳しい環境の中においても、人と人の繋がりを感じました。これからも被災地の方々に寄り添うとともに、本市の災害対策についても、これまで以上に取り組んでまいります。

2021/03/12 17:05 | 未分類

 
 

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