市長コラム

2021年03月22日(月)

市長コラム(令和3年3月22日)

 3月21日をもって緊急事態宣言が解除されました。1月には本市でも多くの感染者が確認され、高度医療機関に認定された市立病院ではコロナ病床を増床し、重症患者を受け入れるなどの対応を図ってまいりました。また、市内医療機関との連携により、感染力のなくなった患者の転院など、地域全体での取り組みがなされました。この間、様々な制約の中、感染拡大防止に取り組んで頂いた医療従事者、市民、事業者の努力の甲斐あって、感染者数は減少し、病床にも一定程度の余裕が生まれてきました。改めて、ご協力頂いた皆様に心から感謝申し上げます。
 宣言解除を受けて、本市では22日から市民利用施設の利用を再開いたします。しかし、コロナが収束した訳ではないので、引き続き感染防止対策を徹底して頂きたくお願いいたします。また、ワクチン接種についても、今月末に接種券等を発送いたします。予約はワクチンの配分状況によりますので、適宜情報をお伝えしてまいります。
 19日は私にとって初めての市議会予算特別委員会でした。通常は委員会室で行いますが、密を避けるために、広い本会議場を使用しての開催となりました。予算委員会は、国も地方自治体も花形の委員会で世間の注目も高いと思います。様々なご意見、提案を頂き、今後の市政運営に反映してまいります。予算特別委員会は22日も開催され、25日の3月定例会最終日に向け、いよいよ議会も終盤戦です。
 夕方は、小泉進次郎環境大臣による「国・地方脱炭素実現会議における地域脱炭素ロードマップ策定に係るヒアリング」にオンラインで参加しました。このヒアリングは4回目で、今回は7人の市長・町長が招かれました。京都市や北九州市など環境政策の先進自治体ばかりなので、とても勉強になりました。本市からはこれまでの取り組みと今後の展望や課題について意見を述べました。3月6日にも環境省主催のシンポジウムで私が講演し、18日には職員が国際シンポジウムにオンラインで登壇しました。本市の環境・エネルギー政策に注目が集まっています。
 本市は2050年カーボンニュートラルを目指しており、2030ロードマップでも4つの先導領域の一つに、環境・エネルギーを位置付けています。2030年に設置可能な屋根の3分の1に太陽光発電設備を導入することを目指しています。これは現在の導入量の5倍にあたるもので、非常に野心的な目標ですが、市民・事業者の理解を得ながら進めてまいります。

2021/03/22 14:31 | 未分類

 
 

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