市長コラム

2021年10月27日(水)

市長コラム(令和3年10月27日)

 24日は、第72回小田原市書道展表彰式に出席しました。多くの書道作品を通して、筆で文字を書くことの趣を感じるとともに、書道が私たちにとって、和を感じられる身近なものの一つであり、日本の伝統として世界に誇る文化であることを強く感じました。まさに、世界が憧れるまち"小田原"の実現に一歩近づいたような気がしました。
 25日は、小田原箱根商工会議所会員表彰式に出席しました。湯本富士屋ホテルのグランドコンベンションホールを埋め尽くした、250人以上の表彰者の姿は、久しぶりに見る光景でした。もちろん感染防止対策を徹底した上での開催です。徐々にですが、社会活動が動き出している実感があります。コロナ禍で地域の連携の必要性を痛感しました。表彰された方は、それぞれの事業所で活躍されておりますが、それが地域連携につながることで、この地域における経済の好循環が果たせると思います。
 夜は、幼児教育・保育の質の向上に向けた意見交換会を開催しました。講師は令和元年度にもお願いした、玉川大学教育学部の大豆生田啓友先生をお迎えし、「乳幼児教育・保育の質の確保と向上」をテーマに基調講演をお願いしました。これまでの調査では、乳幼児教育・保育の質が高いほど、認知・言語に関する子どもの発達にプラスの効果があり、さらに、家庭教育の質の高さもより影響が高いとのこと。さらに、園で遊び込む経験が多い子の方が、小学校以降の学に向かう智力が高いことがわかっているとのことです。
 続いて、こゆるぎ幼稚園、小田原乳児園、報徳幼稚園から事例発表がありました。どの園においても、子どもが主体的に行動する環境を作るために工夫され、また、職員同士での学びの環境を大切にしていることが、よく理解できました。幼児教育・保育の質の向上は、2030ロードマップにも位置付けた施策ですので、現場の先生方と連携しながら、しっかりと進めてまいります。
 26日は、小田原市戦没者慰霊祭を挙行いたしました。昨年に引き続き人数制限をした上での開催となりました。ご遺族の方も高齢化し、国民の多くが戦争を知らない世代となった今こそ、改めて先の大戦を振り返る機会が必要だと思います。小田原に残した家族に想いを馳せながら、戦禍に倒れた先人達の思い胸に、平和を追求していきたいとの気持ちを新たにしました。

2021/10/27 16:52 | 未分類

 
 

ページトップ