市長コラム

2021年11月15日(月)

市長コラム(令和3年11月15日)

 ちょっと間が空いてしまいましたが、少し遡って活動を振り返ってみます。

 11月5日は防犯功労団体・防犯功労者等表彰伝達式を行い、今年は防犯功労者として近藤幸男さん、柏木政弘さん、金井保江さん、外山亘美さんが、防犯功労団体として万年地区まちづくり実行委員会が受賞されました。
 世界が憧れるまちをつくるには、安心して暮らせる社会が不可欠ですが、その実現には、地域における主体的な防犯活動が大変重要です。その担い手である方々の活動に心から敬意と感謝を申し上げます。
 6日は、アメリカ合衆国カリフォルニア州チュラビスタ市との海外姉妹都市提携40周年記念式典をオンラインで開催しました。本来であれば直接訪問し、40周年をお祝いしたいところですが、それでも、オンラインで友好の絆を確認できたことは大きな財産です。記念のグラスをお互いに制作し事前に送っていたので、これを用いて大川市議会議長の発声で乾杯しました。この40年間で互いの青少年交流に参加された方々も、映像を見ながら親しく交流ができました。新型コロナウイルスの感染が落ち着いたら、是非訪米したいと思います。
 その後は、第26回全国報徳サミット掛川市大会(オンライン)に参加しました。今回はフルリモートということで、全17市町村が参加しました。各首町の挨拶の後は、それぞれの地域の高校生がリレートークを行いました。本市からは、高校3年生の長谷川匠さんが参加しました。長谷川さんは、尊徳翁の教えをもとに、小学生の農業体験や社会体験を通して生きる力を育む報徳楽校の経験者で、現在もOBとして活動に協力されています。これを機会にさらに尊徳翁の教えを実践してもらいたいと思います。
 7日は、小田原ライオンズクラブによる第37回イングリッシュスピーチコンテスト(オンライン大会)に参加しました。このコンテストは、英語力の向上はもとより、真のコミュニケーション能力を高め、その大切さを認識することを目的とされております。急速に進むグローバル化の中において、私たちは異なる価値観を受け入れながら、日本人としての誇りを持ち、自国の魅力を積極的に発信していくことが大切です。コロナ禍の中、高校生にチャレンジする機会を与えてくださったことに心から感謝申し上げます。

 
 10日は小田急電鉄(株)と「鳥獣被害対策の推進に関する協定」を締結しました。この取り組みは、本市が抱える鳥獣被害という地域課題の解決を目指す重要な取り組みの一つです。この鳥獣被害対策の解決策として、地元の農林業者と首都圏のハンターとのマッチングサービス「ハンターバンク」を小田急電鉄株式会社と連携し、展開していきます。狩猟者の高齢化により不足する担い手を確保し、狩猟の免許を持ちながらも実践の機会のないハンターが小田原で活躍することで鳥獣被害対策を進める公民連携の象徴とも言えるプロジェクトです。昨年からすでに実証を行い様々な検討を重ねて締結にいたりました。今後も地域課題解決のための公民連携を進めてまいります。
 その後は、小田原市女性活躍推進優良企業認定制度(小田原Lエール)の認定式を行いました。この制度は昨年創設し、すでに33社が認定されておりますが、今年は20社(ゴールドステージ8社、シルバーステージ11社、ブロンズステージ1社)の認定となりました。今年はグループ企業で複数の認定を取得された企業があり、中にはグループ企業4社で認定されたケースもありました。是非、多くの事業者に取り組んでいただくとともに、市全体の女性活躍推進の機運が更に高まっていくことを期待します。
 12日は、小田原地魚大作戦協議会が商品開発した、「港の飯どろぼう 地魚なめろう」と「港のおしゃれ番長 地魚カルパッチョ」を試食しました。なめろうは、地魚を食感が残る大きさに荒くたたき、特製味噌に和え、急速冷凍した商品です。カルパッチョは地魚をスライスし、特製カルパッチョソースをかけて急速冷凍した商品です。どちらも魚種を指定せずに、その時々に獲れている未利用・低利用の地魚を活かしたものです。まずは漁港の駅TOTOCO小田原での試験販売となりますが、是非ご賞味いただきたいと思います。
 夜は、ヒルトン小田原リゾート&スパにおけるクリスマストレイン出発式に出席しました。この取り組みは、地域の子どもたちの支援や地域貢献活動を目的としており、今回で7回目を迎えます。これまで、市内全小中学校や障害児通園施設にサーモカメラや空気清浄機をご寄贈くださり、また、市立病院やフードバンクの活動にも支援をいただいております。協賛各社の子どもたちへの想いをのせたクリスマストレインは、ホテルメインロビーに設置された巨大ジオラマの中を1月10日まで走り続けます。夢の世界を是非ともご覧いただきたいと思います。
 14日は、小田原市いっせい総合防災訓練を各地域で実施しました。この訓練は当初、6月に計画されておりましたが、コロナ感染拡大を考慮して、11月に延期し、さらには会場、日程も含めて分散での実施としました。この日は市内12箇所で実施され、私は富水小学校、千代小学校、新玉小学校の3箇所の会場を視察しました。昨年度は実施しておりませんので、2年ぶりとなり、地域の防災担当が交代されていることもあり、それぞれの内容を再確認していました。また、富水小学校では医師会、歯科医師会、薬剤師会、柔道整復師会による仮設救護所設置運営訓練も行われ、感染症に対する備えなども訓練されていました。今年の7月、8月には大雨による土砂災害も発生しておりますし、地震、津波、富士山噴火など様々な災害において、命を守るための取り組みを今後も続けてまいります。

2021/11/15 13:35 | 未分類

 
 

ページトップ