市長コラム

2022年04月20日(水)

市長コラム(令和4年4月20日)

 15日は、おだわら総合医療福祉会館で開催された小田原市視覚障害者福祉会総会に伺いました。
 少し早く到着したので三浦会長とお話しする時間がありました。音を頼りにプレーする視覚障がい者のための卓球「サウンドテーブルテニス」などを行っているそうです。本市は今年、市役所内に全部局長が加わる共生社会推進本部を立ち上げて、誰もがその人らしく暮らしていけるまちづくりを推進してまいります。
 その後は、私が会長を務める酒匂川水系保全協議会の総会を開催しました。
 総会の冒頭、「大雄町花咲く里山協議会」様を表彰いたしました。同会は平成17年に発足し、酒匂川の支流で南足柄の上総川沿いに広がる山郷にざる菊や紅桜を植栽するなどの保全活動や、ホタル観賞会などのイベントを開催し流域内外の交流を促進されました。
 また、総会の中で本協議会60周年記念事業として行った「酒匂川ふるさと絵本制作事業」について、制作過程の紹介も行われました。今後も、母なる川・酒匂川の環境保全に取り組んでまいります。
 夜は、キッチンカー事業者の方々と意見交換しました。
 本市ではコロナ禍で困窮する事業者を支援するため、「キッチンカー応援プロジェクト」を立ち上げ、昨年10月には市内事業者連携組織「小田原北条キッチンカー組合」を官民連携により設立しました。現在は、市役所や競輪場などの公共施設に定期的に出店いただいております。
 また、藤沢市、茅ヶ崎市とも連携し、お互いに派遣する取組も行っております。事業者からは、できれば近場で人の集まる場所があれば、経営も安定するなどの意見が出されました。今後も、様々な工夫をしながら地域経済活性化に取り組んでまいります。
 19日は、株式会社鈴廣蒲鉾本店と株式会社本田技術研究所が行っている、電気自動車(E V)を蓄電池として活用し、E V・建物間で効率的に電気を融通するエネルギーマネジメント実証実験の現場を訪問しました。
 不安定な太陽光発電を効率的に運用するには、蓄電池が必要となりますが、その機能をE Vが担い、必要に応じて建物に供給するマネジメントシステムは、今後必要性が高まってきます。
 また、E Vの使用に関しても最適な走行ルート設定や消費電力のモニタリングなども行っています。今回のプロジェクトでは5台のE V社用車を使って、季節変動も考慮して1年間のプロジェクトとなっています。全国でも、ここでしか行われていないプロジェクトに全国が注目しています。この結果をどう社会に広めていくか、本市も一緒に考えてまいります。

2022/04/20 14:22 | 未分類

 
 

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