市長コラム

2022年10月21日(金)

市長コラム(令和4年10月21日)

 16日、はじめは尊徳記念館で開催されました、「第62回尊徳祭」に出席いたしました。
 尊徳祭は、郷土の偉人・二宮尊徳翁が残した多くの事績を顕彰することを目的に、尊徳翁の命日である10月20日にちなみ、毎年この時期に開催しているものです。 プログラムの冒頭では、県立小田原城北工業高等学校デザイン科の生徒による告知用ポスター作品と市内小学校の児童による尊徳翁に関する作文「二宮金次郎とわたし」の発表と表彰を行いました。
 本市では、郷土小田原の歴史や文化に触れ、郷土愛を育むとともに、尊徳翁の考えや教えを学ぶため、市内全25小学校の4年生の授業で「尊徳学習」を実施しています。こうした学校での学びや、地域・関係団体の皆様による継続的な活動があるからこそ、尊徳翁の教えが人々の心に脈々と受け継がれ、ひいては小田原のまちづくり、人づくりにつながっているのだと感じました。
 その後は、大窪小学校で開催されました、「大窪地区区民祭」に伺いました。
 ここ数年はコロナの影響により、どの地区も健民祭や区民祭などのイベントができずにいましたが、ようやくここにきて感染症対策を行いながら、様々な活動ができるようになってきています。コロナの影響による外出自粛や活動自粛によって、地域の顔の見える関係が希薄になってしまうことを心配していましたが、こうして地域の活動や交流の機会が増えてきたこと、大変うれしく感じました。
 その後は、石垣山一夜城で開催されました、(一社)小田原市観光協会主催の「第38回一夜城まつり」に出席いたしました。
 石垣山一夜城は、豊臣秀吉が小田原攻めに際して4万人を動員し、80日余りの期間で築いた総石垣の城で、当時の石垣がそのまま残る大変貴重な史跡です。当日は、忍者ショーや小田原北條太鼓の会による和太鼓演奏、小田原北條手作り甲冑隊による居合と殺陣のパフォーマンスといった「城」にちなんだ演目や、歴史トークショーのほか、早川商工振興会による抽選会などで、会場を盛り上げていただきました。
 その後は、城山陸上競技場で開催されました、関東大学ラグビー秋季大会「慶應義塾大学対筑波大学」の試合を観戦しました。
 関東大学ラグビーの公式戦がこの城山陸上競技場で開催され、シーズン4試合も組まれています。この日も間近で熱戦を見ようと、メインスタンドには多くのラグビーファンが詰めかけていました。
 その後は、社会福祉法人長寿会の創立50周年記念式典に出席いたしました。
 同法人におかれては、軽費老人ホーム・特別養護老人ホームの運営のほか、ショートステイやデイサービス、地域包括支援センター業務など、本市の高齢者支援、介護保険事業の推進に大変ご尽力いただいています。
 ただ、最近ではコロナの感染予防対策に大変ご苦労されるなど、ここまでの道のりは決して平坦ではなかったと思われます。長年にわたる地域福祉の活動に敬意を表するとともに、引き続き、本市の高齢者支援施策の充実にお力添えを賜りたいと思います。
 その後は、けやきホールで開催されました、「小田原藩龍馬塾2022プログラム未来探求セミナー」において、激励の挨拶をさせていただきました。小田原の経営者が集まり、未来を担う若者を応援する同塾は、民間レベルで若者たちを支援するなど、まちづくり、人づくりを実践していただいています。
 本市でも昨年度「未来創造・若者課」を設置するとともに、若い世代や女性が様々なことに挑戦・活躍できる環境を整備するため、ミナカ小田原に公民連携・若者女性活躍の推進拠点「おだわらイノベーションラボ」を、先月9月末には新しい働き方の拠点「ARUYO ODAWARA(アルヨ オダワラ)」を開設したところです。地域課題解決のため、今後さらに公民連携・若者女性活躍の推進に力を入れていきたいと思います。

2022/10/21 19:19 | 未分類

 
 

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