市長コラム

2022年10月24日(月)

市長コラム(令和4年10月24日)

 17日は、「素晴らしい絵本を広める会」の皆さんがウクライナ人道危機救援金への寄附のため、市長室へお越しくださいました。
  同会は、絵本作品を中心とした朗読劇を市民、特に青少年へ伝える活動をしておられます。このたび、去る8月17日に小田原三の丸ホールで開催された公演「へいわってすてきだね」で寄せられた募金を、日本赤十字社の「ウクライナ人道危機救援金」への寄附の申し出があったことから、日本赤十字社神奈川支部小田原市地区長の私が受領したものです。同会の活動に敬意を表するとともに、いただいたご寄附は赤十字が実施するウクライナでの人道危機対応及び避難民を受け入れる国々における救援活動に活用させていただきます。
 21日は、UMECOで開催されました、小田原まち歩き実行委員会主催の「第7回日本まちあるきフォーラムin小田原」の開会式に出席いたしました。
 ウォーキングやジョギングなどの昨今の健康ブームと相まって、観光の際の観光地におけるまち歩きが好評を博しており、地方自治体でもそのまちの歴史やなりわい文化などを楽しんでいただく観光コンテンツとして、まち歩き観光の推進を図っているところです。
 今回、平成31年の第6回に引き続き、第7回が本市で開催され、全国のまち歩き関係者が一堂に集まり、情報交換を行ったほか、実際に小田原のまちを歩いていただきました。特に今回のテーマは、「誰もが楽しめるまち歩き」として、分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」や車いすを使ったまち歩きなど、共生社会の実現に向けた新しい取組が紹介されたと伺っています。まち歩きの新たな可能性に期待しています。
 その後は、昨年度に続き、2回目となる小田原城北工業高等学校デザイン科3年生によるチョークアートお披露目式に参加いたしました。
 参加された生徒さんの高校生活は、残念ながら新型コロナウイルス感染症の拡大により、文化祭をはじめ体育祭、修学旅行など高校生活の多くの行事が中止となってしまったそうです。そこで、コロナがなければ過ごしたであろう高校生活の姿を「キラキラ高校生活」として、チョークアートで描き上げてくれました。
 コロナ禍で様々な活動が制限され、つらい思いをしたと思いますが、それを感じさせない元気をもらえる作品となっています。これからも若者が活躍するまち小田原の実現に向け取り組みを進めていきます。
 その後は、UMECOで開催されました鉄道資料展を訪問しました。
 今年は鉄道開業150周年の節目にあたるとともに、下曽我駅・早川駅・根府川駅の開業100周年という記念すべき年ということで、これらをテーマに研究成果を発表されていました。来年は鴨宮駅が100周年を迎えるとのことですので、さらに研究が進むことを期待いたします。
 23日は、小田原市いっせい総合防災訓練を実施いたしました。
 新型コロナウイルス感染症の影響で全市いっせいでの開催は実に3年ぶり。市役所7階大会議室を災害対策本部とした開催は初となりました。 今回は、相模湾西部沖を震源とする神奈川県西部地震により、震度6強の地震、津波被害が発生したとの想定の下、地域では避難訓練、広域避難所開設訓練などを実施するとともに、3回にわたる災害対策本部会議訓練、災害対策本部の各チームに分かれて物資輸送、仮設トイレの設置、インフラの復旧などの訓練を実施いたしました。
 近年、日本各地で台風や大雨など大規模災害が頻発している中、地域、関係機関、市が連携し、全市一斉に訓練を行うことは大変意義のあることと考えています。訓練を通じて様々な課題が浮き彫りとなりましたので、しっかりと検証し、防災力の向上につなげていきたいと思います。

2022/10/24 16:37 | 未分類

 
 

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