市長コラム

2022年11月14日(月)

市長コラム(令和4年11月14日)

 8日は、市内各所で開設されている「地域子育てひろば」を訪問しました。
 今回お伺いしたのは、山王網一色地区の「かめっこ会」、上府中地区の「アイアイ&ふれあいひろば」、久野地区の「ぞうさんの会」の3か所。「地域子育てひろば」は、地域の主任児童員さんが中心となり、子育てに関する相談やサポートをしていただいているほか、ママさんたちの交流の場となっています。コロナ禍で人間関係が希薄になりがちな今日において、このような人と人との触れ合いこそが必要だと感じました(今回の訪問の様子は、別途編集して動画でお知らせします)。
 その後、湯本富士屋ホテルで開催されました「ME-BYOサミット神奈川2022」に出席しました。
 「未病(ME-BYO)」とは、県が推進している健康寿命の延伸に向けた取組の一つで、心身の状態は、健康と病気の間を連続的に変化しており、その変化の過程を表す概念を「未病」としています。この未病について、改善に向けた取組を皆で共有するとともに、未病改善の重要性を広く発信する目的で、県をはじめ関係機関などで構成された同サミット実行委員会がサミットを主催。私は自治体の代表として、健康増進に関する本市の取組を発表するとともに、黒岩県知事ほかの皆さんとともに、パネルディスカッションにパネラーとして参加しました。
 人口減少・高齢化社会の只中にあって、「健康増進」や「健康寿命の延伸」といったテーマは、社会・経済機能を維持していく上、本市のみならず、国全体で取り組んでいる重要な課題です。特に「脳血管疾患予防」などは本市特有の課題にもなっていますので、未病改善の取組と連携を図りながら、あらゆる方向からアプローチをしていきたいと思います。
 9日は、東京の砂防会館で開催されました「安全・安心の道づくりを求める全国大会」に出席しました。全国道路利用者会議など主要道路4団体が主催のこの大会には、全国の首長約800名が出席。意見交換のほか、令和5年度道路関係予算の確保を求める決議案の採択などが行われました。
 本市においても、市民生活道路や幹線道路の整備、老朽化した道路・橋梁等の修繕、通学路の安全対策など、道路整備と維持管理は私たちの生活にとって欠かせないものとなっています。また当然それに伴う費用が必要です。本市としても国や県と連携し財源確保を図りながら、しっかりと取組を進めていきたいと思います。
 夜は、三の丸ホールにおいて、本市主催の「人権を考える講演会」を開催しました。
 12月4日~10日は、全国的に人権啓発活動を行う「人権週間」。これに先立ち開催した講演会に講師としてお招きしたのは、脳性まひのハンディキャップがありながらも、若きポップヴァイオリニストとしてご活躍されている、本市在住の式町水晶(しきまち・みずき)さんと、お母様の式町啓子(けいこ)さん。
 水晶さんのコンサートには何度か足を運んでいますが、この日は、水晶さんと啓子さんのお二人から、水晶さんにまつわる苦労話や体験談など、これまでの足取りを振り返るかたちで笑いあり涙ありのトークライブ。今でこそ明るい性格で誰からも好かれている水晶さんですが、ここまでの道のりは精神的にも肉体的にも大変厳しく、苦しかったとのこと。それを二人で乗り越えてきたからこそ、固い絆と信頼で結ばれ、現在の活動があるのだと思います。
 今後さらにヴァイオリンを通して、水晶さんだからこそ伝えることができる「夢・希望・勇気」、そして「優しさ」を多くの方に届けてほしいと思います。

2022/11/14 13:59 | 未分類

 
 

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