市長コラム

2022年12月07日(水)

市長コラム(令和4年12月7日)

 1日は、生涯学習センターけやきにて、「民生委員・児童委員退任式及び委嘱式」を行いました。
 少子高齢化や核家族化によって地域のつながりが薄れる中、高齢者や障がいのある方、子育てや介護をしている方などに対し、地域の身近な相談相手としてサポートや見守りなどを行っていただいているのが、「民生委員・児童委員」の方々です。
 今回、退任される136名の方に市から感謝状をお渡しするとともに、このうち6年以上勤められた88名の方には厚生労働大臣からの感謝状を伝達いたしました。また、12月1日付で委嘱される305名の方に委嘱状を交付いたしました。退任される方につきましては、これまでのご尽力に対し心から感謝申し上げるとともに、委嘱された方につきましては、地域福祉の推進のためご協力をお願いしたいとお伝えしました。
 その後、大井町上大井で酒造りを営んでおられる、石井醸造株式会社様が、「全国梅酒品評会2022」における「日本酒梅酒部門」金賞受賞のご報告に来てくださいました。
 曽我梅林の梅を使用し、日本酒で仕込んだ「曽我梅林の梅酒」は、過去数回、銀賞を受賞していましたが、このたび念願の最高位である金賞を受賞。石井孝典代表取締役と、梅生産者の穂坂達夫さん、鳥居隆司さんとともにお越しいただいたものです。
 受賞した「曽我梅林の梅酒」は、梅の品種「白加賀」を使用。石井醸造の伝承製法「もち四段仕込み」の日本酒でじっくり仕込んだこだわりの梅酒で、すっきりとした味わいが特徴とのこと。地元小田原産の梅を使った梅酒、ぜひ多くの方に味わっていただきたいと思います。 
 その後は、小田原市消防団分団長会議に出席しました。
 消防団は、市内の受け持ち区域により、22の分団と女性分団により活動されており、普段は本業を有しながら、非常時には消火活動や災害活動、平時には地域での防火指導や巡回広報、特別警戒など、地域に密着した地域防災の中核を担っていただいています。近年は新型コロナウイルスの影響により、活動がままならない状況でしたが、そういった中でも市民の生命と財産を守るために、ご尽力いただいています。
 本日の会議では、普段の活動に感謝申し上げるとともに、乾燥した日が続き、火災が増加する季節を迎えるに当たり、改めて火災予防、消火活動への対応をお願いしました。
 夜は、酒匂川防災ステーションでの小田原鳶職組合による「はしご乗り」の練習にお伺いしました。
 毎年1月11日の消防出初式で披露される若手鳶職人による「はしご乗り」は、一斉放水などと並んで恒例イベントの一つ。すでに本番に向けて練習が始まっており、夜7時からの練習には、一日の仕事を終えた鳶職人の方々が次々と参集。多くの職人が見守る中、女性と男性のお二人の「乗り子」の練習が始まりました。
 冷たい冬空の下、高さ約1.5mと3mの練習用のはしごにお二人が乗ると、軽い身のこなしで様々な型を披露。最近では乗り子の担い手不足から一般からも募集しているとのこと。本番は、ぜひ小・中学生に演技を見ていただき、将来の乗り子が出てきてほしいと仰っていました。昨年のはしご乗りは残念ながら雨で中止でした。来年1月11日は水曜日ですが、小田原城を背景にしたはしご乗りを多くの方にご覧いただきたいと思います。
 2日は、市役所2階市民ロビーで開催されている「人権メッセージパネル展」を視察しました。昭和23(1948)年12月10日、第3回国連総会で「世界人権宣言」が採択され、その日を記念して12月10日を「世界人権デー」と定めました。日本では、毎年12月4日から10日までの1週間を「人権週間」と定め、全国的に人権啓発活動を行っています。
 本市人権・男女共同参画課では多くの方に「人権」の大切さを考えていただきたいという願いを込めて、12月1日~8日、各界で活躍されている方々から寄せられた人権メッセージをパネル化したパネル展を開催しています。人権週間を機に、身近なところから人権について考えてほしいと思います。
 その後は、株式会社山安様からご寄附をいただきました。
 市内でひもの等の製造・販売を手掛けておられる同社では、今年で15回目となるチャリティーイベント「山安さんま祭」を小田原や横浜など3会場で開催。約6,000尾を焼いて振る舞った際、お客様から募った募金を、海に生息する生物にとって大切な、「海・川・山」の連携したみどりを守るために役立ててほしいとの趣旨で、「小田原市ふるさとみどり基金」へのご寄附をいただいたものです。継続的なご支援に深く感謝申し上げます。

2022/12/07 12:47 | 未分類

 
 

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