市長コラム

2022年12月22日(木)

市長コラム(令和4年12月22日)

 12月7日から8日にかけて、福島県会津若松市と磐梯町視察しました。
 どちらもデジタル化を推し進め、成功しているデジタル先進自治体であり、本市のデジタル化推進のためには、どうしても直接この目で見ておきたいと思い、公務を調整し、視察に行ってまいりました。

 初日の7日は、まず会津若松市にある「Smart City AiCT(スマートシティアイクト)」を訪問。AiCTは、会津若松市のデジタルイノベーション事業「スマートシティ会津若松」の取組の一環で、首都圏などのICT関連企業などの受け皿として、官民連携で整備を進め、2019年4月にオープンしました。
 当初は企業誘致に苦労されたそうですが、現在では、市内外から23の企業が入居。コワーキングスペースには21の企業が登録されています。オフィス環境の整備により企業を集積することで、新たな人の流れと雇用を創出して若年層の地元定着を図るとともに、定住及び交流人口の増加による地域活力の維持・発展を目的としています。
(参考)Smart City AiCT(スマートシティアイクト)ホームページhttps://aizu-aiyumu.co.jp/
 この後、コンピュータ教育に特化した「会津大学」を訪問しました。
 大学の性格上、起業する学生が多いのかと思っていましたか、受け皿となる企業も多いため、就職する学生の方が圧倒的に多いそうです。それでも他の大学に比べれば起業する学生は多く、大学の周辺には大学発のベンチャー企業が点在しています。
 翌日8日は、隣接する磐梯町の庁舎を訪問し、佐藤町長に磐梯町のデジタル化推進の取組について、お話を伺いました。
 オンライン化、ペーパーレス化など一般的な取組のほか、「旅する公務員」と題して実施しているテレワークは非常に興味深いものでした。
 これは他自治体に職員を派遣し、そこで顕在化するテレワークの問題点を解決していくことを主目的としながら、交流を通して互いの先進事例等を共有することで、地域課題の解決を図るだけでなく、地元の関係者や住民と交流することで知見を広げることができるという副産物も大きいそうです。近隣だけでなく、関東はもちろん九州地方や海外での実績もあるとのこと。機会があれば是非小田原にも来ていただきたいと思います。

2022/12/22 10:44 | 未分類

 
 

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