市長コラム

2023年02月24日(金)

市長コラム(令和5年2月24日)

●令和5(2023)年度小田原市当初予算(案)の概要<その4>
 令和5年度当初予算(案)の内容について、3つのまちづくりの目標である「生活の質の向上」「地域経済の好循環」「豊かな環境の継承」と、まちづくりの推進エンジンである「行政経営」「公民連携・若者女性活躍」「デジタルまちづくり」の項目に沿って説明したいと思います。
 今回は、まちづくりの推進エンジン「行政経営」「公民連携・若者女性活躍」「デジタルまちづくり」に関する主な事業についてお知らせします。

【まちづくりの推進エンジン】
●行政経営
〇職員採用事業(就職情報サイト職員採用事務管理委託料など)4,733千円
・民間企業をはじめ、早期化する大学生等の就職活動に対応し、優秀な人材を確保するための体制を整えます。また、新採用職員を雇用するにあたって、労働安全衛生規則に基づいた健康診断を行います。

〇職員研修事業(大学院修学助成費など)11,536千円
・職員の能力開発やキャリア開発に必要な各種研修・講演等を行います。また、関東学院大学に開設される大学院法学研究科地域創生専攻の修学を助成し、本市の政策課題の解決に資する、専門性の高い職員を育成します。

〇市有建築物長期保全事業(公共施設包括管理業務委託事業など)622,249千円
・公共施設の管理水準の向上や、維持修繕工事の優先順位付けに用いる施設データの効率的な収集などのために、建物の維持管理に係る業務を包括的に委託した施設管理業務(債務負担行為設定)を開始します。

〇ふるさと応援寄附金事業 858,435千円
・都市セールスや地域経済振興、財源確保などを図るため、ふるさと応援寄附金(ふるさと納税)に係る返礼品の調達やポータルサイトを活用したPR、寄附金の採納などを行います。また、寄附募集支援サービスを活用し、企業版ふるさと応援寄附金募集に取り組みます。

●公民連携・若者女性活躍
〇イノベーション推進事業19,062千円
・おだわらイノベーションラボの運営と民間提案制度を運用することにより、市場原理の中で培ってきた独自のノウハウや各種資源を有する民間事業者などとの連携によるイノベーションを推進します。

〇若者未来創造事業(おだわら若者応援コンペティション開催事業費、おだわらMIRAIアワード開催事業費など)2,436千円
・若者や女性の視点やアイデアが生かされる環境を整備するとともに、その強みや活力を発揮し、活躍できる場を提供することで、新たなまちづくりにつなげていきます。新たなコンペティションやアワードの実施により、若者活躍の取組を推進します。

〇分散型エネルギーシステム先行モデル構築事業・再掲(脱炭素先行地域づくり事業費など)909,976千円
・2050年の脱炭素社会の実現に向けて、その基盤となる仕組みを作るため、再生可能エネルギーの導入促進に資する地域マイクログリッド事業や産業用蓄電池を活用したエネルギーマネジメント事業など、公民連携によるモデル事業を構築します。

〇小学校施設維持・管理事業・再掲(照明LED化ESCO事業費など)510,233千円
〇中学校施設維持・管理事業・再掲(照明LED化ESCO事業費など)331,609千円
・教育環境の充実等を図るため、老朽化対策等に資する整備を計画的に行うとともに施設の維持・管理を行います。また、民間提案制度による照明LED化ESCO事業(債務負担行為設定)を実施し、電気使用量等の削減を図り、脱炭素化の推進に取り組みます。

●デジタルまちづくり
〇ゼロカーボン・デジタルタウン創造事業・再掲(ゼロカーボン・デジタルタウン基本構想策定委託料など) 55,532千円
・「2050年脱炭素社会実現」に向けた取組を大きく加速させるため、2030年を目標に「ゼロカーボン」と「豊かな暮らし」との両立を最先端のデジタルデジタル技術によって実現する新しいモデルタウンを創造します。

〇デジタル化によるまちづくり推進事業(デジタル関連企業集積施設整備誘致補助金、データ連携基盤運用保守委託料など)67,669千円
・地域、行政の情報化及びデジタル化の総合的、企画、調整、推進を行います。また、デジタル関連企業を集積したDXの推進拠点整備事業者を支援することにより、関連産業の高度化、活性化を促進し、市民の利便性の向上や地域経済の活性化を図ります。

〇消防団運営事業・再掲(消防団活動支援サービス導入事業費など)6,434千円
・消防団員が安全に活動できるよう被服等の更新・整備を進めるほか、持続可能な消防団体体制を構築していきます。また、消防団専用スマートフォン用アプリを導入し、報告事務をデジタル化することにより、消防団員の負担軽減と活動の充実強化を図ります。

〇デジタル図書館事業(電子書籍サービス事業費など)6,045千円
・インターネットを通じた電子書籍貸出サービスを導入し、時間や空間の制約を受けずに読書機会が得られる新たな図書館サービスを提供します。

〇博物館構想推進事業(デジタルミュージアム運用保守委託料など)7,344千円
・博物館基本構想に基づき、博物館基本計画の策定に向けた用地等の検討を進めるほか、資料のデジタル化及びデジタルミュージアムの構築・公開を推進します。また、博物館構想の周知のため市民向けの講演会及び地域資源を活用したアウトリーチ活動等を行います。

2023/02/24 09:22 | 未分類

 
 

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