市長コラム

2023年03月08日(水)

市長コラム(令和5年3月8日)

 2月17日、小田原市と東京電力パワーグリッド株式会社小田原支社は、「小田原市におけるカーボンニュートラル実現に向けた共創推進に関する連携実施協定」を締結しました。
 同支社とは昨年11月、環境省が全国の自治体を対象に募集した「脱炭素先行地域」に共同提案し、選定されたことを受け、令和5年度から5年間、国の支援を受けながら、連携して集中的にカーボンニュートラル施策に取り組んでいくことになります。
 今回の協定では、小田原市の2050年におけるカーボンニュートラルの実現に向けて、環境・エネルギー分野において配電網レベルでのエリアエネルギーマネジメントの仕組みを検討するなど、幅広く連携・推進・実行していくこととなります。地域のインフラである送配電網を管理する東京電力パワーグリッド株式会社と連携できることは、カーボンニュートラル社会実現の挑戦に向けて、大変心強い限りです。
 その後、生涯学習センターけやきにおいて、「小田原市の脱炭素先行地域の実現に向けて」と題し、エリアエネルギーマネジメントの推進や各分野の事業者との連携・推進に当たり、キックオフとなるシンポジウムを行いました。
 シンポジウムでは、東京電力ホールディングス株式会社をはじめ、これまで本市と連携を図ってきた京セラ株式会社、湘南電力株式会社、株式会社Mobility Technologies、株式会社横浜銀行の関係者の皆さんにご登壇いただき、パネルディスカッションを開催。国内初の取組であると同時に、これまでにない規模での公民連携が求められる大きな試み・挑戦に対し、思いを共有する大変貴重な場となりました。
 その後は、イノベーションラボにおいて開催された「公民共創プロジェクト研究@おだわらイノベーションラボ」の最終発表会に出席しました。
 民間企業・大学生・市職員の若者10名が、地域課題の解決を図るため、昨年9月から調査・研究を開始。マーケティングや環境、デジタル、女性活躍、空き家対策など、10名が独自の視点で自身の強みを生かしたテーマを設定。半年間にわたる活動の成果を発表してくれました。「世界が憧れるまち"小田原"」の実現、そして小田原の更なる成長に当たっては、若者の視点は欠かせません。ぜひ計画の実現を目指してほしいと思います。
 私はかねてより、若者の柔軟な発想による取組や活動を後押ししたいと考えており、現在市議会で審査中の令和5年度予算(案)において、取組や活動の具現化を支援する、また表彰する制度を提案しています。令和5年度は"小田原の若者が躍動する"そんな年にしたいと思っています。

2023/03/08 16:10 | 未分類

 
 

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