市長コラム

2023年03月13日(月)

市長コラム(令和5年3月13日)

 2月18日は、酒匂川スポーツ広場で行われました「第14回潮杯少年野球大会」の開会式でご挨拶させていただきました。西湘地域に加え、大磯、秦野、そして静岡から12チームが参加。約3年間に及ぶコロナ禍の苦しい時期を皆で乗り越え、多くの親御さんも見守る中、子どもたちが思う存分プレーできる環境になったことを考えると、本当に嬉しい限りです。
 その後は、ミナカ小田原金次郎広場及びおだわらイノベーションラボで開催されました「ふろぷろ小田原第2期最終報告会」に出席しました。一般社団法人FROM PROJECT(フロムプロジェクト)が主催するこのプログラムは、中高生が約100日をかけて地域の課題に向き合い、解決策を検討し、実践をするというもので、令和4年1月~3月に第1期が開催されました。
 今回の第2期では9名の高校生が参加。昨年11月からの取組の成果を発表してくれました。こうした若者の自由な発想による取組を、公民が連携・協力して、今後更に後押ししていきたいと思います。
 19日は、梅の里センターで開催されました「しもそが五郎十郎市」にお伺いしました。下曽我商工振興会主催のこのイベントは実に3年ぶりの開催とのこと。地域ゆかりの「曽我物語」に登場する曽我兄弟の名にちなみ「しもそが五郎十郎市」と命名。地元地場産品や加工品の販売、地元朝市会による出店やキッチンカーなどで賑わいを見せていました。こうした地域のイベントが様々なところで復活しており、地域に活気と元気が戻りつつあることを実感しています。
 その後は、小田原アリーナで開催されました男子バレーボールⅤリーグ「富士通カワサキレッドスピリッツ対ヴィアティン三重」の試合を観戦しました。普段は川崎市を本拠地とする富士通カワサキレッドスピリッツですが、今回はホームゲームとして小田原アリーナを使用。地域貢献の一環として、市内小・中学生を無料でご招待していただきました。トップ選手の迫力ある試合を目の前で観戦することができた小・中学生は、大興奮だったことと思います。富士通の皆様には改めて感謝申し上げます。私は、試合前の始球式の大役を仰せつかりましたが、バレーボールをやるのは高校生以来。緊張感の中、なんとかネットを越すことができホッとしました。
 20日は、小田原漁港内の水産市場施設再整備について、今後の参考とするため東京の豊洲市場を視察しました。豊洲市場の視察に先立ち、「ミナカ小田原」を運営している万葉倶楽部株式会社が、豊洲市場に隣接する形で現在建設中の「千客万来施設(仮称)」を視察させていただきました。東京都による事業者決定を受け、来年(2024年)2月の開業を目指し建設しているこの施設は、飲食・物販店舗などを展開する「商業棟」と、ホテル機能を兼ねそろえた温泉施設の「温浴棟」の二つの施設から成りたっています。
 当日は、関係者の皆さんに施設内をくまなくご案内いただきました。豊洲を一望できる温浴棟とミナカ小田原を彷彿とさせる商業棟、この二つの魅力的な施設は、きっと観光客をはじめ、多くの方に受け入れられることと思います。来年の完成がとても楽しみです。
 その後、東京都中央卸売市場の一つ「豊洲市場」を視察しました。豊洲市場の前身となる築地市場は昭和10年に開業。その後、約80年に及び日本の台所を支えてきましたが、施設の老朽化や輸送構造の変化、衛生・品質管理の必要性、施設の過密・狭隘化などの課題を解消するため、平成30年10月に豊洲市場に移転・開業。水産卸売場棟・水産仲卸売場棟・青果棟など、水産と青果の両機能を併せ持った市場へと生まれ変わりました。
 当日は、東京都水産物卸売業者協会ほかの皆さんにご説明・ご案内いただきました。食の品質確保や衛生管理、施設内の動線や各種機能の配置、環境への配慮など、様々な視点から施設が成り立っており大変参考となりました。やはり現場に来て初めて分かること、感じることが多々あります。小田原の強みを生かした、小田原ならではの水産市場のあり方をしっかり検討していきたいと思います。
 21日は、市内郵便局の若手中堅9名の皆さんと「市民と市長の懇談会」を実施しました。本市と市内郵便局とは、平成30年5月に包括連携協定を締結。災害・防災分野、地域の情報発信、観光・地域経済の振興、地域の見守り活動、安全・安心、道路損傷等の情報提供など、市民生活に密着した多岐にわたる分野で、相互協力・連携を行っており、加えて市内10局の窓口で住民票の写しや課税証明書などの交付サービスを担っていただいています。市民に近いところで業務をされているという点では、市役所と同様であり、市民が安心して暮らせるまちづくりに向けて、いただいたご意見はしっかりと今後の市政運営に生かしていきたいと思います。
 その後は、「はたちのつどい運営委員」の皆さんと意見交換を行いました。今回お集まりいただいた皆さんは、本年1月9日に開催した「令和5年はたちのつどい」を企画・運営をされたチャレンジ精神あふれる若者たちです。式典では私もお祝いの言葉を述べさせていただきましたが、彼らの思いの詰まった素晴らしいはたちのつどいでした。本市のまちづくりの目標である「世界が憧れるまち"小田原"」の実現には、若者や女性など年齢・性別に関わらず、チャレンジできる環境づくりが欠かせません。今回取り組んだ経験を生かして、小田原のまちづくりにも関心を持ち、次世代のリーダーとして活躍してほしいと思います。
 23日は、三の丸ホールで開催されました、かながわ伝統芸能祭実行委員会主催の「かながわ伝統文化こども歳時記」を鑑賞しました。神奈川県が進めるこの事業は、地域の身近な伝統文化の普及啓発と後継者育成を目的としており、第一線で活躍されている先生の指導の下、日本の伝統芸能である「講談」と「日本舞踊」を学んできた児童・生徒の皆さんが、堂々と成果を披露してくれました。コロナ禍のためZOOMと対面を併用しながらの練習で苦労されたようですが、皆さん楽しかったとの感想。この中から次代を担う後継者が出てくれることを願っています。

2023/03/13 09:41 | 未分類

 
 

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