市長コラム

2023年03月24日(金)

市長コラム(令和5年3月24日)

 11日は、けやきホールにて、「おだわら市民学校」の卒業式を執り行いました。
 当日は東京大学名誉教授の神野直彦名誉校長にもご臨席いただき、38名の卒業生に卒業証書をお渡ししました。2年間の学びを終了した今期卒業の4期生は、新型コロナウイルス感染症の影響により、令和2年度の開講時期が少しずれましたが、本事業に関わってくださった講師の方々にも支えられながら、高い志を持って、受講を継続してこられました。今後、地域の実践の場で活動されることと思いますので、更に学びを深めながら、小田原のより良い未来のため、ご活躍されますことを期待しています。
 その後、南鴨宮富士見公園にて、プレイパークの様子を視察しました。「冒険遊び場」と題したこの企画は、やってはいけないことを出来るだけ少なくし、木登りや工作などの体験を通して、子どもの自主性や創造性を育むことを目指しています。
 当日会場には、子どもたちを見守る「プレイリーダー」を配置。プレイパークの運営、整備、安全確保を行っていただきました。大人たちに見守られながら、ときには一緒になって遊ぶ子どもたちの弾けるような笑顔がとても印象的でした。
 12日は、第36回小田原尊徳マラソン大会の開会式に出席しました。本大会は、例年3月の恒例行事となっていましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、令和元年の開催以来、実に4年ぶりとのこと。
 当日は開催を心待ちにされた約2,000人のランナーが、小田原アリーナに集結。私がスターターを務めさせていただいた10キロの部では、北は秋田から、南は熊本まで、そして最高齢は84歳の方が参加。最前列にはトップランナーが身を乗り出すように整列すると、スタートを合図に一斉に飛び出していきました。暖かな日差しの中、ランナーの皆さんが気持ちよさそうに走り抜けていきました。
 その後、三の丸ホールで開催されました、一般社団法人茶道裏千家淡交会小田原支部の総会に出席しました。
 同支部の皆様には、日ごろから茶道の継承と、茶道を通じた地域文化の振興にご尽力いただくとともに、昨年は、松永記念館別棟の茶室「烏薬亭(うやくてい)」の設備改修に係るご寄附をいただきました。私からは引き続き、本市の文化振興へのご理解とご協力をお願いさせていただきました。
 その後は、小田原球場で行われました、小田原松風ライオンズクラブ旗争奪少年野球大会の閉会式に出席しました。青少年健全育成事業の一環として、毎年春に実施している同大会は、今回で第27回となりました。
 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、侍ジャパンが優勝。日本中が歓喜に沸きました。この小田原の野球少年の中からも、いずれ未来の侍ジャパンの選手が誕生する、そんなときが来たらうれしいですね。
 13日は、相洋高等学校で開催されました「社会で活躍する方々との職業別セミナー」に講師として出席しました。このセミナーは、同校における「総合的な探求の時間」の一環として、職業選択に至る話や仕事に関する話をしながら、生徒からの質問や相談に応えるというもので、私からは、なぜ政治家を志したのか、なぜ市長を目指したのか、そして、市長に就任して感じているやりがいや苦労話、また現在進めているまちづくりなどについて、県職員、県議会議員、市長と様々な立場からの経験を踏まえて、お話しさせていただきました。
 いきなり政治家を目指すことは難しいかもしれませんが、社会に出て、様々な経験をする中で、社会を良くしたい、こういうまちづくりをしたい、という心は芽生えてくるかもしれません。その時、今日の私の話が生徒たちの心に少しでも残り、人生の転機のきっかけになることを願っています。
 その後は、小田原地区高等学校定時制教育振興会主催による、令和4年度「就学精進生徒表彰式」が行われ、同会の会長として出席しました。この小田原地区には、県立小田原高等学校と県立小田原城北工業高等学校の2校の定時制高校がありますが、企業や自治体、諸団体等が運営している当振興会では、働きながらこの定時制で学ぶ若者の支援を行っています。そして毎年この時期に、仕事と勉学に励み、精進された結果、特に成績優秀な生徒を表彰しています。
 今回選ばれたのは、小田原高校の石川翔太さんと、小田原城北工業高校の一寸木優豪さん。お二人とも進む道は違いますが、仕事と勉強を両立させた努力と達成感は今後の人生の大きな自信になることと思います。お二人の今後の活躍を心から期待しています。
 夜は、国府津学習館にて「市民と市長との地域活動懇談会」として、国府津地区まちづくり推進委員会の皆さんと懇談を行いました。市長就任後、市内全26地区で懇談会事業を進めてきましたが、今回でようやく最後の地区となりました。
 国府津地区まちづくり推進委員会は平成27年2月に発足。自治会、地区社協、民児協などの諸団体の代表者で構成されており、「安全・安心・明るい元気な町」をスローガンに掲げ、地域課題の解決に取り組んでいます。令和4年度は、地域コミュニティ組織と地域別計画について考える講座を実施するなど、地域のあり方について研究・検討をされたとのこと。
 意見交換では各種ご意見等をいただきましたが、全26地区の懇談を終え、地域特有の課題のほか、担い手不足や交通手段の問題など、共通した課題も見えてきました。引き続き、地域との意見交換を重ねながら、市民の皆さんが安心して住み続けられるまちとなるよう、しっかりと検討してまいりたいと思います。

2023/03/24 15:35 | 未分類

 
 

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