市長コラム

2023年04月20日(木)

市長コラム(令和5年4月20日)

 11日は、酒匂中学校第19回(昭和41年)卒業同期会の方々が市長室へお越しになり、同期会からのご寄附をいただきました。同期会費を母校である酒匂中学校の図書購入費に充ててほしいとの申し出があり、このたびのご寄附につながったものです。
 母校のことをいつも気にかけていただいており、こうした地域の皆さんの温かいご支援や活動によって学校運営が支えられていることを改めて感じます。いただいたご寄附に感謝するとともに、ご意思に沿う形で大切に使わせていただきます。
 12日は、お堀端通り学橋周辺の小田原城址公園二の丸東堀において、西神奈川ダイビング事業者安全協議会所属のプロダイバーによるボランティア清掃が行われ、作業現場をお伺いしました。
 お堀の清掃活動は、平成27年から平成29年まで3年連続で行われていましたが、新型コロナウイルスの影響等により中断。6年ぶり4回目の開催となったこの日の活動は、同協議会の滝田会長の申し出により実現しました。
 当日午前10時からの清掃活動には14名が参加され、酸素ボンベなどの必要装備を携えたダイバーが、お堀に掛けられた梯子から次々とお堀の中へ。約1時間の清掃で約40㎏のごみが回収されました。
 新型コロナウイルス感染症が落ち着きを見せ、多くの観光客が小田原を訪れており、来月には「小田原北條五代祭り」も控えていることから、今回の清掃により、さらに気持ちよく多くの方に本市を訪れていただくことができます。同協議会の活動に大変感謝申し上げます。
 13日は、Meiji Seika ファルマテック株式会社の発足記念式典が執り行われ、地元首長として出席いたしました。同社におかれては、前身の明治製菓鴨宮工場が1940年(昭和15年)に本市鴨宮に開設されて以来、80年以上にわたり市内で操業されており、地域経済の活性化や雇用機会の創出にご貢献いただいています。
 このたび鴨宮の同所において、医療用医薬品製剤製造を担い、医薬品の安定供給等を図るため新会社を設立。4月1日から操業が開始されました。引き続き本市としても、優遇制度を活用した企業立地支援や市内企業の拡大再投資への支援を進めるなど、地域経済の発展に努めてまいります。
 その後、小田原市スポーツ少年団に所属する女子バレーボールチーム「矢作スカイブルースポーツ少年団」の選手の皆さんが、全国大会ブロック優勝の報告に来てくれました。
 同チームは、昨年12月に行われた神奈川県予選会に2回戦から出場し、2〜4回戦はいずれも2セットストレートで勝ち進むと、決勝戦は地元「富士見バンビーナ」との対戦に。1セットずつを取り合った最終セットも接戦となりましたが、15対13で振り切り、初の全国大会出場となりました。
 3月末に静岡県で開催された「第20回全国スポーツ少年団バレーボール交流大会」ではA〜Dの4ブロックに分かれての対戦。Aブロックの予選を4連勝で勝ち進み、決勝トーナメントへ進出。準決勝・決勝とも先に第1セットを取られる苦しい展開でしたが、つなぐバレーで粘り強く戦い、最後の1点は相手のミスを待つのではなく、自らの力で優勝を決めたとのこと。チームのスローガンは「顔晴ろう(がんばろう)」。苦しい時でも仲間と笑顔で乗り越えて手にした優勝。本当におめでとうございました。
 15日は、三の丸ホール展示室で開催されました、千草会主催の「第46回千草書展」にお伺いしました。様々な形態や書体の作品があり、会員の皆さんに解説をいただきました。
 小田原三の丸ホールでは令和3年の開館以降、今回の展示室を始め、小ホールやギャラリー回廊などを使った様々な作品の展示会が切れ間なく開催されており、小田原市民の文化・芸術活動に対する意識の高さを改めて感じています。お使いいだく中で施設に対する改善点などのご意見もいただいていることから、更に市民の皆様にとって使いやすく、そして愛される施設となるよう努めてまいります。
 その後は、かまぼこ通り周辺に位置する第23区自治会所有の魚河岸山車(うおがしだし)及び神輿修復のお披露目会に出席しました。
 当自治会所有の魚河岸山車小屋については、平成29年度に小田原かまぼこ通り活性化協議会が中心となり、公益財団法人東日本鉄道文化財団の支援を受け、修景整備を実施。今回は、文化庁の補助金を活用し、魚河岸山車と神輿の修復を行ったことから、その完成披露があったものです。
 当日はあいにくの雨により、屋外でのお披露目とはいきませんでしたが、今後、松原神社例大祭をはじめ、様々な場面で山車の巡行や神輿の渡御、小田原囃子を披露されるとのこと。 地域の伝統文化がこうして継承されていくことは大変ありがたいことです。このたびの取組に携わっていただいた地域、関係者の皆様に深く感謝申し上げます。
 16日は、13日から4日間開催されました「小田原競輪開設74周年記念 北条早雲杯争奪戦GⅢ」の表彰式に出席しました。トップ選手が集まるGⅢクラスの北条早雲杯は、例年8月に開催されていましたが、今年は他場との兼ね合いから4月に開催。
 最終日となったこの日、決勝レースで地元神奈川出身の郡司浩平選手が4年ぶり4度目の優勝を飾り、小田原市長賞として、私から賞状と優勝カップ、賞金を贈呈しました。
 近年、小田原競輪事業は、入場者数の減などから車券発売金が落ち込んでいましたが、「ガールズケイリン」や「モーニング競輪」、他場での「ミッドナイト競輪」の開催のほか、インターネットによる車券販売の強化、ユーチューブを活用したライブ解説、民間への包括委託など、様々な経営改革を行った結果、ここ数年、車券発売金はⅤ字回復しています。今後も健全経営を図りながら、競輪事業の活性化に努めてまいります。

2023/04/20 16:59 | 未分類

 
 

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