市長コラム

2023年04月28日(金)

市長コラム(令和5年4月28日)

 18日は、市内病院の理事長・院長、小田原医師会長、小田原保健福祉事務所長との意見交換を行いました。
 新型コロナウイルス感染症という誰もが経験したことのない未曽有の事態に地域一体となって対応するため、令和3年度以降定期的に、市内の感染状況や各病院の課題、ワクチン接種の対応、救急医療体制などについて情報交換を行ってきました。 小田原市では、新型コロナウイルス感染症の患者の対応に当たっては、「神奈川モデル」に基づき、県、市、医療機関等が役割分担を行いながら地域医療を守ってきました。
 5月8日からは、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが季節性インフルエンザなどと同じ「5類」へと移行しますが、新型コロナウイルスが消滅するわけではありません。現在、65歳以上の方や基礎疾患を有する方などを対象とする新型コロナワクチン「令和5年度春開始接種」の受け付けが始まっており、引き続き、小田原医師会や医療機関などの皆様にご協力いただくこととなります。
 今後も地域医療体制の確保を図るため、医療機関や関係団体等との連携をしっかりと進めながら、市民の生命・健康を全力で守ってまいります。
 19日は、百歳の誕生日を迎えられた上妻(こうづま)律子さんを訪問し、長寿を祝福するとともに、祝品等を贈呈いたしました。上妻さんは大正12年(1923年)4月生まれ、今月で百歳となりました。
 当日はご家族の方も同席され皆で祝福。お祝いの花束など大変喜んでいただきました。健康寿命の延伸は、重要施策の一つと考えていますので、皆が健康で幸せに暮らしていけるよう取組を進めてまいります。
 その後、アメリカの世界的アウトドアメーカー「SMITH(スミス)」の輸入総代理店である株式会社エス・エム・ジェイ(SMITH JAPAN)が、市内下新田地内に本社を移転することに伴い、その新本社屋のお披露目会にお招きいただきました。
 SMITHは、スノーボードやスキーのゴーグル・ヘルメット、スポーツ向けサングラスなどスポーツ用品の分野で人気を博しており、その用品を扱う株式会社エス・エム・ジェイでは、このたびの移転に当たり、本市が令和4年度に創設した「オフィス賃料等補助金」、「リノベーション費用補助金」を活用。介護施設や飲食店など、既存の施設を利用する形でリノベーションし、社屋として活用を図ることとなりました。
 移転の決め手について、中嶋社長が仰っていたことは「小田原にはフィールドがある」という言葉。森・里・川・海が織りなす自然環境と温暖な気候、歴史・文化・観光などの地域資源、交通ネットワークの充実など、小田原の様々な魅力が伝わり、このような形につながったことを大変うれしく思っています。個として仕事を楽しみながらも、自社そして社長への愛情に溢れ、社員が生き生きと働いている、そんなアクティブな雰囲気がひしひしと感じられました。
 20日は、市内曽比にお店を構える「西湘菓子工房 樫の樹」の草間シェフと江之浦でみかん等の生産・販売をしている八木下さん親子が、新商品開発のご報告にお越しくださいました。
 今回ご報告いただいたのは二つの商品。一つは、今回開発した八木下農園で採れた西内小夏という柑橘をなめらかなミルク餡に練り込み、バター香る生地で包んだ洋風のおまんじゅうで「小田原小夏(こなつ)」。もう一つは、以前からある定番の江之浦のレモンをふんだんに使用したレモンのマドレーヌで「江ノ浦れもん」。いずれも柑橘の爽やかさの中にもほんのり甘味がある小田原ならではのもの。
 こうした地元の素材が使われた商品ができるのは本当に嬉しい限りです。「美食のまち」を目指している小田原市。新鮮で美味しい食材やご当地商品など、様々な機会を捉えてトップセールスしたいと思っています。
「小田原小夏」(西湘菓子工房 樫の樹ウェブサイトより)「小田原小夏」(西湘菓子工房 樫の樹ウェブサイトより)
「江ノ浦れもん」(西湘菓子工房 樫の樹ウェブサイトより)「江ノ浦れもん」(西湘菓子工房 樫の樹ウェブサイトより)

2023/04/28 13:30 | 未分類

 
 

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