市長コラム

2023年05月25日(木)

市長コラム(令和5年5月25日)

 5月1日、小田原・箱根・足柄エリアにおいてタクシー事業を展開している「箱根モビリティサービス株式会社」との包括連携協定締結式に出席しました。
 タクシー業界などの運輸分野においても脱炭素化の推進は重要課題となっており、今年1月、斉藤鉄夫国土交通大臣が「タクシー産業GX(グリーントランスフォーメーション)プロジェクト」の取組を視察するため、市内タクシー事業者を訪問。EVタクシーの導入状況などを確認いたしました。
 このたびの同社との締結では、脱炭素社会の実現に向けた交通分野での取組や防災・災害対応の充実、交通安全教育などにおいて、連携・協力していくこととなります。今後も民間事業者の皆さんと手を携えながら、2030年カーボンハーフ、その先の2050年カーボンニュートラルの実現にチャレンジしてまいります。
 2日、湘南ベルマーレフットサルクラブの関係者の皆さんがFリーグ(日本フットサルリーグ)2023-2024シーズンの開幕に当たり、そのご報告に来てくださいました。今回お越しいただいたのは、佐藤伸也社長、伊久間洋輔監督、小田原出身の中澤航・佐藤玲惟の2選手、後援会組織である小田原フットサルアカデミーの星崎健次会長の皆さん。
 同クラブのFリーグ直近2シーズンは2位、5位と上位の成績をキープ。今年3月に行われた全日本フットサル選手権大会では、ここ数年Fリーグを連覇している「名古屋オーシャンズ」に勝利を収め準優勝し、開幕に向けて調子は上向いています。伊久間監督、佐藤社長からは、「今季も優勝争いに絡んでいきたい」、「ホームでの観客動員数を伸ばし、地域貢献にも取り組んでいきたい」と今シーズンに掛ける思いを語っていただきました。
 先の14日は旭丘高校ホールにて、開幕前の新体制発表会を盛大開催。残念ながらお城通りでのパレードは雨で中止となりましたが、皆で湘南ベルマーレフットサルクラブの活躍・健闘を誓い合いました。いよいよ5月27日(土)の小田原アリーナでシーズンが開幕します。皆でベルマーレを応援していきましょう。頑張れ、ベルマーレ!
 6日は終日、市内を訪問しました。
 まず午前中は、大外郭の会主催の見学会「小田原城総構を一周しよう!」に参加しました。
 「小田原城総構」は、小田原北条氏が豊臣秀吉との合戦に備え、1590年までに小田原城とその城下を囲って築いた総距離9キロにも及ぶ大規模な堀と土塁による防御の跡です。これまで図面や写真などで承知はしていましたが、実際に現場を歩いたことはありませんでしたので一度は歩いてみたいと思い、公務の都合上、午前中の部のみ参加しました。
 朝9時に総勢40名ほどの参加者が小田原駅西口に集合。井細田から渋取川の水堀跡(現在は暗渠)を通り、蓮上院土塁を見ながら国道一号の江戸口見附へ。そのまま国道一号を渡り、海沿いの道を通り、小田原漁港までの約2時間30分に及ぶコースでしたが、初めて歩く場所もあり、改めて小田原の歴史の奥深さを感じました。説明を聞くとより理解が深まります。機会があったらぜひ後半のコースも歩いてみたいと思います。
 午後の始めは栄町の飛鳥画廊へ。昴書道会所属の諏訪部四朗さんの初書展「傘寿 諏訪部穂奘(すいそう)書展」に伺いました。
 来年の3月で傘寿(80歳)を迎える諏訪部さんが、これまで創作してきたものを展示する初めての個展。およそ40歳から始めた書を現在まで続け、今もなお勉強されているとのことで、そのご努力にはただただ敬服するばかりです。今後の益々のご活躍をご期待しています。
 その後は、三の丸ホールでの各種イベントへ。  
 大ホールでは、小田原にちなんだマジックやコント、漫才、ボディパフォーマンスなどのライブイベント「Dr.レオンPresents マジカル・バラエティーライヴ in ODAWARA vol.1~驚き!笑い!小田原再発見LIVE!~」の開催に当たり挨拶をいたしました。この日のためにと、市内の子どもたち200名をご招待いただきました。ご厚意に大変感謝申し上げます。

 小ホールでは、社会福祉法人アール・ド・ヴィーヴル主催の「障がい者アートとインクルーシブ社会」について、播磨靖夫さんの講演会を拝聴。新聞記者として歴史や文化に携わってきた中で、本格的に障がいのある人の拠点づくりに注力。障がいのある人とアートを結び付け、多様性社会の実現に大きく貢献されました。
 
 展示室では、榊原俊寿さんの写真展「素晴らしい地球」、「Time Slip」を鑑賞。動物の写真展「素晴らしい地球」の開催に当たっては、コロナ禍において何かできないかと模索し、愛らしい動物にスポットを当て、写真を撮りためてきたとのこと。活動・創作の発表の場として、三の丸ホールが多くの方にご利用いただいていることをうれしく思います。
 この日の最後は、国府津ブレンドパークでの小田原オペラの公演「ブレンドオペラフェス2023」へ。「劇場を飛び出した小田原オペラ」をコンセプトの一つに、海の潮風を感じながら、舞台と観客が近い距離でのオペラやコンサートは、今までにない新たなスタイル。飲食を楽しみながら、肩肘張らずに鑑賞できる今回の取組は、きっとオペラファンを増やすきっかけにもなるでしょう。

2023/05/25 17:14 | 未分類

 
 

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