市長コラム

2023年06月01日(木)

市長コラム(令和5年6月1日)

 5月10日、「小田原市における空家等対策に関する協定」の締結式を行いました。
 全国的にも問題になっている空き家問題は多様化・複雑化しており、行政だけでは対応が難しくなっています。そこで、空家等の対策を公民連携で進めるため、本市と空家等対策に係る事業協力専門家7団体と同協定を締結。このたびの協定により、空き家所有者などからの相談に対し、各分野の専門家と連携を図り、専門家の意見を取り入れながら、迅速に問題解決に当たることができるようになります。
 新規に創設した空き家の除却費用に係る補助制度などもPRしながら、今後も空家等対策にしっかりと取り組んでまいります。
■(参考)事業協力専門家・7団体
・公益社団法人神奈川県宅地建物取引業協会小田原支部
・公益社団法人全日本不動産協会神奈川県本部湘南支部
・一般社団法人神奈川県建築士会小田原地方支部
・一般社団法人神奈川県建築士事務所協会県西支部
・神奈川県土地家屋調査士会県西支部
・神奈川県司法書士会小田原支部
・神奈川県行政書士会小田原支部
 14日は終日、公務で市内を回りました。  
 まず、朝一番で「小田原あじ・地魚まつり2023」の会場である小田原漁港へ。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響により、当初予定していた時期を変更し10月に開催。約25,000人もの方々にご来場いただきました。今年は「アジ」の旬の時期に開催できるとあって、当日は朝から多くの来場者で大盛況。
 近年は、水産業を支えていただいている関係団体の方々のご努力や、かます棒・おだわらあんこうカレーなど小田原の地魚を活用した商品開発、各種メディアへの積極的なPRなどの取組が効果を生み、「漁港の駅TOTOCO小田原」がある小田原漁港西側エリアを含め、漁港エリア全体が大変な賑わいを見せています。
 今後は、本格化する地域資源を生かした「美食のまちづくり」や、早川エリアのブランディング化を進めるなどして、「小田原の魚」や小田原漁港を含めた早川エリアの更なる魅力向上を図っていきたいと考えています。
 その後は、第30回を迎えた小田原市自治会総連合主催の「クリーンさかわ(酒匂川一斉清掃)」へ。
 平成3年から始まったこの活動は、コロナ禍による休止を経て、実に4年ぶりの開催。当日は雨が心配されましたが、この活動を天気も後押しするかのように雨雲が途切れ、当日は自治会や地域の皆さん、ボランティア団体、企業、学校などから約2,000人が参加、約1,900㎏のごみを収集しました。
 小田原の高い市民力の象徴とも言える「クリーンさかわ」。このような活動を通じて、掛け替えのない酒匂川の豊かな自然環境をこれからも大切に守っていきたいと思います。
 その後は、三の丸ホール展示室で開催の小田原陶芸同好会主催「第39回陶芸展」に伺いました。
 同会は、1979年(昭和54年)に高齢者の趣味の会として発足。いきがいふれあいセンターいそしぎの工芸室を活動拠点に、現在77人の会員で活動されています。 今回の展示では色・形・大きさの異なる個性豊かな約500点もの作品がびっしりと並べられており、どれも味わい深いものばかり。
 実は私、陶芸に興味があり、20年ほど前の県職員時代に陶芸を嗜んでいた時期がありました。今でもその時に創った器でお茶を飲んだりしています。機会がありましたら、ぜひ作陶の現場にもお伺いしてみたいと思います。
 小田原華道協会の総会にお伺いした後、ハルネ小田原で開催の「小田原春の農産物フェア」にお伺いしました。
 今年2月に初開催した「小田原冬の農産物フェア」では、神奈川生まれの新品種いちご「かなこまち」の試食・即売会や旬の農産物の即売会、有機農産物マルシェなどを実施。これが大変好評だったことから今回はその春バージョンを開催。母の日に合わせた小田原産カーネーションや新たまねぎ、足柄茶の新茶の即売会など、春が旬の農産物が並びました。足柄茶コンシェルジュが淹れた最上級の足柄茶「花盛り」を試飲させていただきましたが、まろやなか甘みとかすかな苦みがとても美味。
 新茶とそれをPRするのぼりの緑色が、同時間帯に新体制発表会を開催していた湘南ベルマーレフットサルクラブのチームカラーの爽やかなグリーンと重なって見えました。お茶とフットサルのコラボ、そんな企画も面白いかもしれませんね。
 この日の最後は、小田原三の丸ホールでのNPO法人LAND FES主催のスクランブル・ダンスプロジェクト公演 「ひかりのすあし」を鑑賞。韓国で聴覚障がい者達によって結成されたダンスカンパニーが来日。障がいの有無や国境を越えた公演やトークイベントにより、共生社会の理解を深める場となりました。

2023/06/01 14:50 | 未分類

 
 

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