市長コラム

2022年01月31日(月)

市長コラム(令和4年1月31日)

 26日は環境美化推進員研修会を開催しました。環境美化推進員は各自治会から1名推薦をいただき選任しております。コロナ禍のため、今回は対象を限定し、今年度新たに選任された75名の方を対象に実施しました。内容は、プラごみゼロ チームおだわらによる「小田原の海や川をプラスチックごみから守るために」と、本市環境事業センター職員による「ごみ処理施設と分別」をテーマとした講演です。

 また、講演に先立ち、環境美化に尽力いただいている個人、団体を表彰し、小田原の間伐材で制作した記念の盾を贈呈しました。長年のご協力に心から感謝申し上げます。
 27日はアメリカ合衆国アイダホ州ボイシー市関係者との意見交換会にオンラインで参加しました。ボイシー市はアイダホ州の州都で、人口23万人、面積220平方キロメートルの都市です。美しい山脈と森林、河川に囲まれたボイシー市はパンデミック以降テレワーク人口を惹き寄せ、今や全米で最も人口増加率の高い都市の一つで、2020年には全米で起業に適した街トップ5に選ばれています。ミーティングでは行政関係者、ボイシー州立大学関係者が出席されました。ジャガイモの生産は有名ですが、半導体大手マイクロンなどIT先端技術企業が所在し、ポテトチップからマイクロチップまで様々な分野が揃った街です。ご紹介いただいた在ポートランド領事事務所に感謝申し上げます。
 午後は、寄附が2件ありました。ひとつは、信金中央金庫から「S C Bふるさと応援団」の寄附です。この事業は、信金中央金庫が企業版ふるさと納税の仕組みを活用して創設したものに、さがみ信用金庫から推薦をいただき、本市の「新しい働き方環境整備推進事業」を応募し採択されたものです。さがみ信用金庫は本市の「新しい働き方に関する協議会」に参加いただいていることから、今回の推薦、採択につながりました。この財源をしっかり活用してまいります。
 もうひとつは、小田原市ゴルフ協会からの寄附です。同協会の活動の中で会員の方々からのご厚意で募金を集め、新型コロナウイルス感染症緊急対策基金にご寄附いただきました。心から感謝いたします。
 28日は「ねこまえプロジェクト」から自主製作の絵本を市内小学校等へご寄贈いただきました。このプロジェクトは市内在住の大学生(鈴木日向子さん、佐々木和奏さん)によるもので、飼い主のいない猫に不妊手術を施すことにより、殺処分されることなく地域と共存できるようにする取り組みを紹介する絵本をクラウドファンディングで自主製作されたものです。クラウドファンディングは目標の12万円を大幅に超える68万円が集まったそうで、まさに共感の環が広がったと思います。「ねこまえ」とは「猫の飼い主になる前に」という意味が込められているそうです。私も県議時代からペット防災や地域猫に関する取り組みを継続していますが、大学生が主体的に活動されていることを心から嬉しく思います。
 その後は、3名の方の百歳長寿のお祝いにご自宅や高齢者施設を訪問しました。今月は、大河原安(おおかわら やすし)さん、神足好枝(こうたり よしえ)さん、髙杉カネヨ(たかすぎ かねよ)さんをお祝いしました。皆さん、ご家族に囲まれて健やかな生活を送られているようです。百歳長寿おめでとうございます。
 29日は銀座通りのアオキ画廊で開催されている「第8回水墨画女流展」「第2回遊墨会水墨画展」を鑑賞しました。主催は久野在住の近藤久江さんで、直近20年ほどの作品が展示されており、製作の背景や技法など、近藤先生から丁寧にご説明くださりました。会場のアオキ画廊はこれまで本市の文化活動を支えてくださった場所で、今月で42年の歴史に幕を下ろすそうです。寂しさは残りますが、これまでの取り組みに心から感謝申し上げます。
 その後は、三の丸ホール大ホールで小田原オペラ第2回公演喜歌劇「こうもり」を鑑賞しました。昨年は市民会館での公演でしたが、今回は三の丸ホールですので、映像や音響など様々な演出がありました。私は何度もホールを訪れていますが、オーケストラがオーケストラピットで演奏する光景は初めてで感動しました。このような本格的なオペラが小田原で催されることに心から嬉しく思います。歌、踊り、笑い、あっという間の4時間でした。小田原オペラの皆さんは昨年11月にはミナカ小田原の野外ステージで無料コンサートを開催するなど、精力的に活動されています。次回の公演にさらなる期待が膨らみます。
 小田原オペラの鑑賞に先立って、小ホールで開催された小学生男子ソフトボールチーム「西湘オール」の解団式に飛び入り参加しました。このチームは昨年春の全国大会で見事優勝を果たしたチームです。小田原・西湘の名前を全国に広めてくださいました。舞台袖で監督が選手ひとりひとりに語りかけるように過去の練習や試合のシーンを語っている姿に感動しました。選手たちはこれから中学生となり、新たな挑戦が始まりますが、これまでの経験を活かして、何事にもチャレンジしてもらいたいと思います。
 
 30日は消防団第1分団詰所完成披露内覧会に伺いました。当初は記念式典の予定でしたが、新型コロナウイルス感染防止のため内覧会となりました。以前の詰所は、新玉小学校隣接の場所で公民館に併設されていましたが、老朽化が著しく、この度の移転新築となりました。新しい詰所はトイレも洋式で、居室もクッションフロアで居心地が良い空間になりました。このところ、火災が多く発生しておりますので、地域一丸となって警戒に取り組んでいただきたいと思います。市内にはまだまだ建て替えが必要な詰所がありますので、計画的に対応していきたいと思います。

2022/01/31 17:18 | 未分類

 
 

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