市長コラム

2022年03月22日(火)

市長コラム(令和4年3月22日)

 18日は、予算特別委員会終了後、神奈川県主催の「健康長寿のための地域づくり~エイジフレンドリーシティの実現に向けて~」にオンラインで参加しました。
 県議時代にW H Oを訪問・調査し、健康寿命の延伸や歩きやすいまちづくり推進のために、エイジフレンドリーシティの取り組みを推進してきました。当時は国内で宝塚市、秋田市しか参加していませんでしたが、小田原市を含む県内19市町が一気に参加しました(現在は県内22市町が参加)。
 このセミナーでは、本市の低栄養リスク改善の取組を健康づくり課職員が報告しました。その他にも高齢者の社会参加が健康寿命の延伸につながっている調査結果などが報告されました。新総合計画「2030ロードマップ1.0」にも健康寿命の延伸を掲げており、精力的に施策の推進を図ってまいります。
 
 19日は、おだわら市民学校卒業式を行いました。
 卒業される第3期生はコロナ禍の影響で、令和2年4月予定の開校時期が同年10月となり、さらに2年目の受講期間を1年間から半年間に圧縮するなど、日程的に詰まった形での受講となりましたが、無事に基礎課程、専門課程を終えての卒業式となりました。27名の卒業生ご自身の努力、講義を支えてくださった関係者のご尽力に心から感謝と敬意を表します。
 卒業式には名誉校長の神野直彦東京大学名誉教授にもご臨席賜りました。卒業生の今後のご活躍をご祈念申し上げます。
 午後は、清閑亭で開催されている第14回いぶき展「WE LOVE 清閑亭」を訪問しました。
 2012年から続いていた清閑亭でのいぶき展は、今月末で今のかたちでの公開が終了するため、最後となります。若手作家の工夫を凝らした写真展&写真立て展は、写真も作者自ら撮影したもので、斬新なアイデアの作品もあり興味深く拝見しました。いぶき会メンバーの中には、木工デザイナーを夢見て小田原で修行し独立された方もいらっしゃいます。
 来年度は小田原の地場産業の海外展開も支援する取組を強化してまいります。若手の活躍に心が躍ります。
 その後は、三の丸ホールで開催された小田原文化財団特別講演会「春日信仰と小田原文化財団ー春日神霊の旅展によせて」に伺いました。
 県立金沢文庫の瀬谷主任学芸員のレクチャー、小田原文化財団の杉本博司氏、春日大社の花山院弘匡(かさんのいん ひろただ)宮司、興福寺の多川俊映(たがわ しゅんえい)寺務老院という豪華なゲストによる興味深いお話に、あっという間に時間が過ぎていきました。先週、県立金沢文庫で開催されている特別展「春日神霊の旅―杉本博司 常陸から大和へ」を観覧してきたので、より深く理解することができました。
 神仏習合の考え方や、鹿島・春日・小田原の関係に触れることもできた、贅沢な時間でした。
 
 その後は、三の丸ホール展示室・ギャラリー回廊で開催されている「豊島シズ枝生誕100年記念祭 にんげんのうた」を鑑賞しました。
 豊島シズ枝先生は大正12年(1923年)生まれで、惜しくも令和2年(2020年)に97歳で生涯に幕を閉じられました。昭和62年(1987年)には他のメンバー2名とともに第1回小田原女流展を開催し、以降毎年続いています。平成26年度には市民功労賞も受賞されています。
 私も県議時代に豊島先生と交流させていただきましたが、先生のご意志はしっかりと次の世代へと継承されていくと思います。

2022/03/22 18:29 | 未分類

 
 

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