市長コラム

2022年08月29日(月)

市長コラム(令和4年8月29日)

 17日は、伊豆湘南道路の建設促進に向けた要望活動のため、国土交通省を訪問いたしました。
 神奈川県西部地域と静岡県伊豆地域を結ぶ幹線道路として国道135号がありますが、海岸線や崖沿いを縫うように走る箇所が多く、近年の豪雨災害や巨大地震のリスクにも直面しています。昨年7月の熱海市伊豆山地区での土石流災害等では、道路が寸断され、交通網が重大な打撃を受けたことは記憶に新しいところだと思います。
 このため、熱海市長を会長として、小田原市もメンバーとなっている「伊豆湘南道路建設促進期成同盟会」では、年数回国土交通省等を訪問し、地域の実情をお伝えするとともに、両圏域を結ぶ道路ネットワークの早期実現に向け、要望活動を行っているものです。
 地域の将来の発展と豊かで安全安心な生活環境の確保のため、早期実現を目指し、関係市町と協力しながら今後も継続して取り組んでまいります。
 20日は、御幸の浜海水浴場で行われた、ODAWARAバリアフリービーチ実行委員会主催によるバリアフリービーチを視察いたしました。
 このバリアフリービーチは、障がいの有無に関わらず誰でも小田原の海を楽しんでもらおうと、地元関係者の皆さんでつくられた同実行委員会が初めて企画したものです。 当日はスタッフやボランティアの皆さんの介助により、車いす利用者が水陸両用の車いすに座り、介助者とともに海水浴を楽しんでいました。
 私も水陸両用の車いすを体験しましたが、障がいの有無に関係なく、海水浴を楽しんでもらうこのような企画は大変素晴らしいことであり、今回の開催で見つかった課題をぜひ次回の企画に生かしてもらいたいと思います。

 
 21日は、酒匂川河口の海岸で行われた小田原サーフィン協会主催によるビーチクリーン(海岸清掃活動)に参加いたしました。
 小田原サーフィン協会では、自分たちの活動の場である酒匂の海の環境を守ろうと、自主的かつ定期的に清掃活動を行っており、酒匂の海の現状を見てほしいとのことでお声がけをいただきました。
 この日はサーファー関係者やそのご家族など100名近くの方々が参加され、酒匂川の増水により流されてきたペットボトルや缶、生活ごみ、花火の残骸など、大量のごみを回収することができました。
 本年4月にスタートした小田原市総合計画2030ロードマップ1.0では、「海を生かしたまちづくり」を掲げています。市民の皆さんに小田原の海をもっと身近に感じてもらい、憩いの場やレクリエーションの場となるよう、さらなる魅力向上に向け検討してまいります。
 その後は、イトーヨーカドー前のイベント広場で開催された巡礼サマーフェスタに伺いました。
 新型コロナウイルスの感染の影響により、地域の夏祭りが中止となるところもある中、地域住民の方々の交流を大切にしたいとの思いから、規模を縮小し、感染対策を徹底して行われました。 子どもたちにとって夏祭りは、とても楽しみにしている夏休みの行事の一つだと思います。
 縮小開催でありましたが、家族で楽しんでいる姿を見て、コロナ禍でもこうした地域交流はとても大切だと感じた訪問となりました。
 その後は、認定NPO法人ソフトボール・ドリームの主催によるソフトボール教室が県立西湘高校のグラウンドで開催されましたので、視察のため伺いました。
 この日、指導に駆けつけていただいたのは、東京2020オリンピック競技大会で4番バッターを務め、金メダル獲得に貢献された山本優(ゆう)さん。現役を引退された山本さんは、現在競技の普及や指導に携わっており、この日も地域の中高生約40人を対象に熱心に指導を行っていただきました。小田原でのソフトボールの普及、レベルアップのためご尽力いただいたことに感謝申し上げます。

2022/08/29 17:10 | 未分類

 
 

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