市長コラム

2022年11月07日(月)

市長コラム(令和4年11月7日)

 3日は、神奈川県民ホールで開催されました「第71回神奈川文化賞・スポーツ賞贈呈式」に出席いたしました。
 この賞は、神奈川県の文化・スポーツの向上発展にご尽力された方々を表彰しているもので、11月3日の「文化の日」に合わせて開催されました。 このたび、本市出身で昨年「小田原ふるさと大使」にご就任いただいたアニメーション映画監督・原作者の「富野由悠季(とみのよしゆき)」さんが、アニメーションを文化として発展させたご功績により文化賞を受賞され、私も首長として同席いたしました。
 富野さんはこれまでも「文化庁長官表彰」や「文化功労者」など多数の賞を受賞されており、昨年度は市から「小田原市民功労賞」をお贈りさせていただきました。「機動戦士ガンダム」をはじめ数々の作品を手掛けてこられた、言わずと知れたアニメーション界の第一人者である富野さん。これからもますますのご活躍をお祈り申し上げます。
 5日は、全国報徳サミット相馬市大会から小田原へ戻ってきた後、午後は市内の公務へ。 始めは、小田原三の丸ホールで開催されました「県立小田原東高等学校創立100周年記念式典」に出席いたしました。
 同校は大正10年に足柄実科高等女学校として創立以降、主に商業分野における実践的な学びの場を提供されており、時代に合わせた変遷を経て現在に至っています。また、市内のイベントの際は吹奏楽部が参加されたり、「高校生ショップ城湯屋(じょうとうや)」では地域と交流されたりするなど、地域に根差した活動も行っていただいています。先月は、新名学園旭丘高等学校の創立120周年記念式典に出席しましたが、小田原の歴史とともにこうした伝統校があり、関係する多くの方々で小田原が支えられているのだと改めて実感いたしました。
 その後は、秋の風物詩の一つ「小田原城菊花展」に足を運びました。
 今年で72回目を迎える大変歴史がある展覧会。愛好家が育てた様々な菊約600点が並んだ光景は天守閣の背景と相まって、まさに城下町小田原ならではのもの。11月15日まで開催しています。このほか市内では、久野の鈴木さん(久野3652番地)のご自宅で育てられた「ざる菊園」も有名。現在一般公開されているほか、小田原フラワーガーデンのローズフェスタも11月23日まで開催されています。小春日和の小田原のまち、飲食を楽しみつつ、花めぐりなどもいかがでしょうか。
 その後は、栄町の飛鳥画廊で開催されました、小田原の書道家大島修穂(しゅうすい)さんの書展「原点~今を書く」にうかがいました。
 書道を続けられて50年、このたび還暦を迎えて開催された書展は、これまでの大島さんの歴史をたどる作品が数々展示。子どもの頃や学生時代のもの、そして今を示す「書一途」の最新作など、大島さんの人生そのものが描かれていました。先日は三の丸ホールで開催された小田原市民書道展を拝見したところですが、こうした書展を訪問するにつれ、小田原における「書」の文化の熱、書道熱のようなものを感じています。

2022/11/07 17:01 | 未分類

 
 

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