市長コラム

2024年04月09日(火)

市長コラム(令和6年4月9日)「桑原住宅おすそわけ会」

 4月5日(金)、「桑原住宅おすそわけ会」にお伺いしました。
 昨今の物価高騰の中、高齢の入居者が多い市営住宅の入居者に対して、無料で食料品を配布する取組が、活動団体や地域の協力のもと始まっています。

 この取組を、市営桑原住宅の入居者の皆さんに行っていただいているのが、「桑原住宅おすそわけ会」です。

 食品提供は、本市を中心にフードバンク事業を展開している「NPO法人報徳食品支援センター」が担うとともに、事業運営は、桑原地域を管轄する「豊川地区社会福祉協議会」や「地元自治会」、「地域包括支援センターとよかわ・かみふなか」がともに連携を図りながら、2か月ごとに行っています。

 お伺いした日は、お米や野菜・果物、ご飯と一緒にすぐに食べられるようにと工夫された品々が無料で提供されたほか、カレイの煮付けなど1品100円のお惣菜もズラリと陳列。
 午後1時、配布開始のアナウンス放送と同時に、集会所には買い物袋を持った多くの方が訪問されました。

 報徳食品支援センターの本岡理事長は「本当に困っている人に届けたいという思い。いろいろな人とのつながりや協力があってできている」と挨拶。また、豊川地区社会福祉協議会の栢沼会長は「喜んでいただくことが何よりもうれしい」と話されていました。

 こうした市営住宅入居者への取組は、桑原住宅を含め現在市内3箇所で行われており、他の地域からも支援を求める声があるとのこと。それにはマンパワーの問題など克服すべき課題もあり、皆の想いが一つになって初めて取組が進んでいくものと感じています。
 行政もしっかりと後押しをしながら、民間レベルでのこうした素晴らしい活動が共感を生み、さらに支援の輪が広がっていくことを心から期待しています。

2024/04/09 11:23 | 未分類

 
 

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