今日は夜明けから快晴、現時点(6時半)ですでに真夏の青空に。気温も昨日に比べて一気に上昇の予報。熱中症警戒アラートが発令される時期に入ってきました。少し早過ぎますね・・・。
16日、まだ前日の雨の名残でムシッとする中、朝一番で石井醸造(株)へ。最盛期を迎えている梅酒の仕込みの様子を拝見しつつ、社長のお話を聞かせて頂きました。
石井醸造の立地は大井町上大井ですが、曽我山のふもと、小田原市曽我大沢のすぐ隣で、曽我の酒蔵というべき老舗。主力は、「もち四段仕込み」の日本酒、「曽我の誉」。社長の石井孝典さんとは小田原高校時代の同級生で、一度は蔵を訪ねてみたいとかねてから考えていたのですが、先週、神静民報に梅酒仕込みの様子が報じられていたこともあり、訪問をお願いしたところ、快く受け入れてくれました。
広い敷地の中に点在する酒蔵の各施設の中、ひときわ広い空間で熟した梅の「へた」を取り除く作業が、近隣のパートの皆さんによって黙々と進められていました。原材料の梅は曽我地区の複数の農家から仕入れており、その主力を担う下曽我の穂坂達夫さん、上曽我の鳥居隆司さんも顔を出してくれました。この二人も、高校の同級生。石井醸造の梅酒造りには、こうした友人たちの協力も大きな力になっています。
石井醸造の梅酒は、日本酒ベース。とても香りが良く、スッキリとしながらもコクのある味わいで、過去にも全国の梅酒品評会で金賞を受賞している逸品。私も他市などへのお土産に使わせて頂くことが多いです。昨年は梅の不作でたいへん苦労されましたが、今年はまずまずの収量。米の値上がりが悩みのタネとのことですが、仕上がりを期待したいと思います。また、小田原が誇る地域資源である曽我の「梅」をどうやって守っていくかについても、同級生4人でひとしきり議論。それぞれの立場で力を合わせていこうと語り合いました。