市長の日記

市長の日記

2019年10月17日(木)

スピーチをふたつ

 15日は、二つの場で話をする機会がありました。
 ひとつは、東京・大手町で開かれた「一般社団法人スマートシティ・インスティテュート」の第1回設立記念総会における、シンポジストとしての登壇。「日本のスマートシティの拡大と高度化に貢献することを目的」として、日本経済新聞社などが中心となって設立した組織で、多くの企業や自治体が加盟し、各分野の識者らが役員やアドバイザーに就任しています。この日はそのキックオフを兼ねた記念フォーラムが開かれ、第1部で「SDGs未来都市が推進する持続可能な街づくり」、第2部で「ヒューマンファクターとデジタルテクノロジーの融合で創造するスマートシティの姿とは」と題し、それぞれパネルディスカッションが行われたものです。
 私は第1部で登壇、富山市森市長、見附市久住市長、北九州市北橋市長、東京工業大学柏木特命教授と並んで、東大名誉教授の村上先生のコーディネートのもと、それぞれの取り組みなどを発表。私からは、小田原がこれまで取り組んできた「持続可能な地域社会」への歩み、今後の更なる推進において「人」がカギを握ること、その育成を目指す「おだわら市民学校」の取り組み、関連する幾つかの事業などを紹介。新たな技術によるイノベーションに意欲的に取り組むことの前提として、しっかりした「人の力」「地域の力」を育てていくことが極めて大切である、との考えを述べました。他の市長さんたちからの発表もたいへん興味深く、小田原が取り入れたい事例も数多くあり、今後交流を深めていきたいと感じました。

 もうひとつは、箱根湯本で開かれた、企業の幹部クラスの社員らを対象とした異業種混合社会課題解決プロジェクト」(呼称:REVIVE2019)という研修プログラム。テーマとして、小田原を拠点に幅広く活躍されている「すどう美術館」の須藤館長が取り組んできた「アーティスト・イン・レジデンス」が取り上げられることとなり、小田原市としての芸術文化振興に対する考えなどを話してほしいとの要請を受けて、講演させて頂いたものです。

 50代前半の大手企業のベテラン社員ら50名ほどが集い、今年度の研修で取り組むミッションは、「~生活の中にアートがあることを普通にしたい~アーティスト・イン・レジデンスを持続的・大々的に実施できる仕組み(ヒト・モノ・カネ)をデザインせよ」。アーティストがその街に滞在し、暮らしながら制作を行い、並行してその街の人たちと交流することにより、その地における芸術振興に大きく寄与するアーティスト・イン・レジデンスは、世界各地で行われています。須藤さんは、小田原において2011・2013・2015、箱根において2018と、西湘地域で既に4回実施頂いており、世界から豊かな才能を持つアーティストを招へい、素晴らしい成果を収めて来られました。一方、その運営は毎回ご苦労が多く、須藤さんご夫妻が地元企業や文化団体、多くのサポート市民などに丹念に声をかけ、様々な協力を何とか確保して実施してきた経緯があります。社会的に大きな意義のあるこの事業を、もっとしっかりした態勢で、より充実したものとして運営できる仕組みを考えよう。それが、今回のテーマでした。

 私からは、須藤さんが小田原に来ていただいたお陰で裾野がひろがり充実を見せつつある、小田原のアートシーン、ものづくりとアートの融合、市民による芸術文化創造の機運の高まり、そして新たなホールを見据えた可能性などを紹介し、参加された企業人の皆さんに良き提案をまとめて頂くよう、お願いをさせて頂きました。どのような結論が出てくるか、楽しみに待ちたいと思います。

2019/10/17 11:13 | 未分類


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