20歳の若者と ~いつかまた、小田原に~

ピアノカフェ伊勢治
 令和2年12月。栄町にある「ピアノカフェ伊勢治」さんをお借りして、今年度成人を迎える若者と市長が懇談会を実施しました。
 少し緊張していた皆さんでしたが、市長の話を聞いたり、小田原への思いを話したりと、とても充実した時間となりました。

~市長到着まで~

少し早めに会場に到着した若者たち。緊張した雰囲気で、市長の到着を待ちます。
本日の会場「ピアノカフェ伊勢治」

本日の会場「ピアノカフェ伊勢治」

座席
市長を待つ若者
もうすぐ市長が到着

~イントロダクション~

市長が到着。事前に準備した名刺を交換しました。
その後、市長から今回の意気込みが語られました。
名刺交換1
名刺交換2

思いを語る市長

守屋市長

守屋市長
 私が市長に就任し、半年が経過しました。色々な人とコミュニケーションをとりたいと思っていましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、市主催を含めた各イベント、地域のお祭り、健民祭も中止となり、なかなか人と会う機会がありませんでした。
 そのような中、今日の懇談会は私からリクエストしました。若い人の感性が、10年後20年後のまちをつくっていくと思っています。私たちが学生のときに思っていた「こんなまちになればいいな」は、小田原かどうかは別にして実現しています。例えば、超高層のまち、時計一つでものが動かせること、ヘリコプターじゃない空を飛ぶ飛行体があればいいなと思ったらドローンができたり。
 若い皆さんから「こうしたまちにしたいな」を聞いて、皆さんがプレイヤーとなって動いていただくことで、素敵な小田原がもっともっと素敵になっていくと思っています。


~自己紹介~

今回参加していただいたのは、令和3年成人式運営委員の皆さんです。
津藤さん

津藤さん
 私は、小田原市生まれの南足柄市育ちです。小学校の頃にまた小田原に転校しました。小田原のイメージが自分の中ではまだ漠然としています。もっと小田原のイメージを固めて、周りの人に小田原を意識してもらえるような活動をしていきたいです。

中村さん

中村さん
 私は小学1年生から地域の伝統文化と関わっていますが、地域に子どもが少なくなってきていると感じます。たくさんの子どもが地域で活動できるような、大人も子どもも楽しめるようなまちにしたいです。

中山さん

中山さん
 小田原の好きなところは、地域の人から声をかけてもらえるアットホームなところです。将来的には災害時にも安心できるまちになってほしいと思っています。

安西さん

安西さん
 小田原は、イベントで自然とふれ合う機会が非常に多いところが好きです。それに対して、捨てられるごみが多くなってしまう側面もあります。自分でもごみを拾うなどして貢献しようと思っています。
 


飯田さん

飯田さん
 幼少期から地元のお祭りなどを通して文化にふれています。いろいろなものを大切にしている小田原が好きです。それを周りに伝えられるような人間になりたいです。

浅沼さん

浅沼さん
 先ほど市長が言っていたように、お祭りなどが中止になってしまいましたが、ずっと大事にしていきたいです。自分よりも下の世代の子どもたちに繋がるようにしていきたいです。    

菊地さん

菊地さん
 自然がたくさんあって、鉄道がたくさんある小田原が好きです。交通の便がとてもいいですね。

 

~魅力のあるまち~

懇談のようす

守屋市長
 今日のこの会場も、私がリクエストしました。会議室ではなくカフェで話すことで、雰囲気もよくなります。だから、今日みたいにケーキも食べて、飲み物を飲んで話すのもいいかなと思っています。
 さて、小田原は森・川・里・海といった自然環境、鉄道、農林水産、製造、様々なサービスなど、なんでもあるまちです。一方で特徴がないという意見も聞きます。
 皆さんは、今まで小田原以外でも、魅力を感じたまちはありますか。


菊地さん
 受験で岐阜県のある市に行きました。地名は覚えていないですが、帰りに観光していた時に地元の人に声をかけてもらって温かいなと感じました。
守屋市長
 そこで会った人に「親しみ」を感じたんですね。
菊地さん
 そうです。
中村さん
中村さん
 
私は小学校低学年の時に行った北海道旅行が印象に残っています。自分が迷子になって声をかけてもらいました。やっぱり人が温かかったなという記憶があります。
守屋市長
 困っているときのやさしさは身に染みますよね。やっぱり人は大事ですね。

安西さん
 中学、高校と静岡の学校に通っていました。静岡市は好きなまちです。商店街では挨拶もそうだし、困ったときに助けてくれました。帰りがけに学校の友達とご飯に行くときに、安くしてくれたり、おまけしてくれたりしました。
津藤さん
 
山北町です。よく丹沢に釣りに行きますが、エメラルドグリーンの水に、そこで釣れた魚。川を見た後にコンクリートをみると悲しくなるので、そうしたところがないのがいいです。
浅沼さん
 大学の授業で取り上げられていたまちの話ですが、美術館でまちおこしをするという事例が印象に残っています。美術館が人の繋がりになり、その魅力に誇りを感じ、意識を高められているとのことです。
浅沼さん

飯田さん
 
私は京都が好きです。小田原といろいろなものがあるという点で似ているのかなと思います。さらに京都は統一感がある感じがします。マンガミュージアムとかいろいろな文化をまとめて個性を大事にしているまちです。
中山さん
 私は修学旅行で行った沖縄です。そのときに地域の人と話す機会があって、みんな自分のまちが好きだと言っていました。人前で堂々と話せるのはすごいこと。とても印象に残っています。
守屋市長
 
人の温かさや人とのふれあいなど、カテゴリが似ているなと思いましたが、場所とか景色とかも出てきましたね。人とのふれあいはやっぱり大事で、私も小田原に来てくれた人にそういう印象をもってもらいたいと思っています。一人しか会ってないのに、そのまちにいい印象を持つこともあります
 さて、中山さんから地元愛や郷土愛の話が出ました。皆さんは「地元愛」について感じたことはありますか。

~愛着が湧くまち~

飯田さん
 松原神社の例大祭でお神輿を担いだり、木やり歌を教えてもらったりしたのは貴重な体験です。こうしたイベントを通して、郷土や地元への愛着が湧いたりすることがもあると思います。
飯田さん

象のウメ子

象のウメ子

津藤さん
 昔は小田原城址公園に動物がいっぱいいました。象のウメ子が亡くなったときに、みんな悲しんでいましたね。
守屋市長
 確かに、動物を通した愛着もありますね。
飯田さん
 県立生命の星・地球博物館にウメ子の骨格標本が展示されていて、亡くなったけれど大切に扱われていたと思います。

菊地さん
 大学の友達と小田原の話をしたときに、よくお城とかまぼこの話が出ますが、「小田原って象がいたよね」って言われたこともあります。
守屋市長
 
確かに象のいる公園は少ないし、無料で見られるのは貴重ですよね。
菊地さん

 皆さん、小田原のいいところに触れましたが、他のまちにも興味を持って比較してもらいたいです。そうすれば、もっと小田原のいいところがわかります。ふるさと大使の柳沢慎吾さんが「小田原を出て小田原をみると、もっといいところがわかる」と言っていました。これから皆さんが小田原にずっと住むのか、別のまちにいくのか、どういう人生を歩むかわかりませんが、いろいろな経験をして小田原をみてほしいと思います。

~ちょっと脱線~

守屋市長
 ここでちょっと話を変えましょう。何か私に聞きたいことはありますか。
津藤さん
 身長は何センチですか。
守屋市長
 
178センチ。背が高かったからゴールキーパーやっていました。
安西さん
 好きな動物はなんですか。
守屋市長
 
家にトイプードルがいて、飼い主に似て体が大きく8キロもあるんです。とても犬を一番身近に感じていて、家に帰ると遅くてもすぐに迎えてくれます。
守屋市長

 私も34年前、皆さんと同じ立場でした。先輩のバトンを引き継ぎ、成人式の運営委員を任されました。皆さんは今の市民会館で成人式を開催する最後の成人だから記念になりますね。私が成人の時は、市民会館が工事で使えなかったので、相洋高校の体育館で開催しました。私は司会をして、柳沢慎吾さんをゲストに呼びました。本当にいい思い出になりました。皆さんも成人式まであと一か月。相当準備していると思います。ぜひ、思い出に残ることを願っています。


~いつかまた、小田原に~

守屋市長
 もし皆さんが小田原から離れて、もう一度小田原に戻るとなったときに、「小田原がこういうまちだったら戻りたい」「もっとこうなっていたらいい」、言い方をあえて変えれば、「小田原の足りないところ」って何だと思いますか。
中山さん
中山さん
 歩道が少ないのが気になります。松本城の近くの商店街や道を見たときに、まち全体で「城下町」の雰囲気が出ていました。あと、地域の人から観光客に対してのコミュニケーションも活発で、こういうところも大事だと思います。
守屋市長
 これから「歩きやすいまち」っていうのは、必須になってきますね。観光客や高齢者等の住民の視点からもそうです。歩きやすいまち、歩きたくなるまち。精神的なところもあるかもしれません。特に、コロナでふさぎ込んでいる今や、疲れているときなどは。

飯田さん
 私はたばこの煙が苦手です。まちづくりの条例で、たばこは禁止されていても吸う人がいます。子どもも安心して歩き回るまちがいいです。
守屋市長
 最近はたばこを吸う人が少なくなってきたので、なおさら匂いに敏感になります。世の中全体が禁煙ではないから、好きな人は吸えばいいですが、他人に悪影響になる吸い方はいけませんね。
菊地さん
 小田原は新幹線があって東京にも行きやすいです。だから仕事をして、結婚して、子どもを連れて帰ってきたいと思っています。子どもが生き生きと育つ環境が整っていればいいですね。
守屋市長
 そうですね。でも、子どもが生き生きと育つ環境ってどんな環境でしょうか。
菊地さん
 やっぱり公園だと思います。城址公園は大きいけれど、近所の公園が充実していたり、身近に体を動かせる場所があったり。
守屋市長
 昨日読んでいた雑誌に、子どもを育てやすいまちの読者アンケートの結果が載っていました。保育所の数とかもありましたが、望まれているのは公園でしたね。小田原市も公園の数は結構ありますが、一息つけて、リフレッシュできるような公園をつくりたいですね。
 
上府中公園

上府中公園

安西さん
 私も同じで、子育て環境は大事だと思います。公園もそうだし、自然に多くふれあえる環境があるといいです。そこでイベントとかもあったり。帰ってきてもう一度住みたくなります。
守屋市長
 
いまの小田原で自然を感じられるスポットはありますか。
安西さん
 上府中公園です。自然もあるし、生き物もいるし、遊べるところもあります。
守屋市長
 散歩もできるし、いろいろな楽しみ方ができますよね。


津藤さん
津藤さん
 子育て環境だったら、市が恣意的に男性を子育てに参加させるような仕組み、押しつけがあってもいいかもしれないです。子育てをお母さんだけに押しつけるのでなくて、地域を通じた子育てとかも。その流れで地域の団結も生まれると思います。
守屋市長
 
現在は男の人が子育てするのは当たり前になってきています。そういう男性が増えれば、自然に育児参加も増えるのだろうと思います。

小田原の空

浅沼さん
 大学に進学して東京に通い始めて気づきましたが、小田原は空を見上げると星が見えます。電車で小田原に戻るにつれ、空が見えてくる。これも自然の一つです。小田原にはそういうものを失ってほしくないと思います。
守屋市長
 
私も昼間に駅前で空を眺めた時、空がきれいだと感じました。駅前でこんなにきれいな都市は、多くはないのかもしれません。


中村さん 
 私は自転車のマナーが気になります。自転車は車と一緒であるということを知らないで乗っているとやっぱり危ないです。車道、自転車道、歩道をわけるような取り組みが進んでいけば、子育てもしやすいと思います。
守屋市長
 
新型コロナウイルス感染症の影響もあり、確かに自転車に乗る人が増えました。モラルを持つこと、ルールをしっかり作ることはやっぱり大事ですね。
 

~デジタル化に向けたアイデア~

守屋市長
 これから小田原は、デジタル化のまちづくりを推進していきます。デジタル化によりインターネットで様々な申請ができるようになったり、新しい技術を使って新たなサービスを提供したり、困っていることを解決してくれたりします。これからのデジタル技術で「こんなことができたらいいな」「課題が解決されていい小田原になる」ということがあれば話してください。
津藤さん
 何気ない行動で、まちの幸福度は上がったりします。日本は幸福度が低いと聞きます。なので、幸福度を可視化できたらおもしろいのではないかと思います。
 あと、どんな技術があったらすばらしいかと問いかけられて、アイデアがいっぱい出てくるようなまちにしたいです。
中村さん
 私は保育を学んでいるのですが、デジタルといわれても、ぱっと思い浮かびません。だからパソコンとかをもっと学生とか保育業界にも入れてあげられたらと思います。実習に行ったときに書類を作ったりして、子どもに目を向ける時間が少ないなと思いました。そうしたところのフォローができたらと思います。
守屋市長
 
保育士は忙しいですよね。学校の先生もそうですけど、子どもと接する時間だけでなく、事務作業に忙殺されることもあります。そこにデジタル技術を導入して、本来の業務に向き合うことができるということもありますよね。
中山さん
 
学校で言語の勉強をしていて、英語で受け答えをしてほしいという先生がいます。その際に英語でも対応してくれる機械とかがあれば。機械で対応できたら観光客も助かるし、外国人も住みやすくなると思います。
守屋市長
 
言語対応は、翻訳機などで100パーセントではないが、実用化に近いところに来ています。特に災害時も重要で、多言語で重要な情報を届けなければなりません。
安西さん
 体調を崩して病院に行くのも辛いときに、インターネットでやりとりできたらいいです。病院側もすぐに把握でき、時間もかからないですし。そういう面でも、様々な分野でデジタル化は進んだ方がいいと思っています。
守屋市長
 
私も高熱で病院に行った経験があります。必要な活用方法かもしれません。
 
飯田さん
 
来年4月からデジタルにおけるデザインを学ぶ予定です。そこで発信した情報が誰にでも届くようにしたいと思っています。先日大きな病院に行ったときに、デジタル化が進んでいて、どうすればいいのか戸惑い、高齢者はもっと戸惑うのではないかと思いました。急激なデジタル化でそういったことも起きてしまいます。そういうところもサポートできるような体制で、少しずつデジタル化していってほしいと思います。
守屋市長
 デジタルにおけるデザインですか。勉強してフィードバックしてほしいですね。
浅沼さん
 デジタル化が進むと、たくさんの情報に触れる機会が出てきますが、その中でも必要な情報を知る努力をしていきたいです。
守屋市長
 
現状に満足しない、常に改善することは、結果的に大きな力になりますね。そして、知るというだけでなく、知ったことをぜひ人に伝えてほしいです。伝えようとするとまだ知らないことに気づくこともあります。
菊地さん
 介護業界はやっぱり人出が不足していると感じています。方法はわかりませんが、デジタル技術で補ってほしいと思います。あと、高齢者だけが住んでいて、子どもたちが遠くに住んでいると、家に行かないと様子がわからない。そういったことも補えるといいですね。
守屋市長
 今後、介護サービスの充実は必要になります。介護業界はヒューマンサービスが主で、なくなることはありませんが、デジタル化によってその質を高めるってこともあるはずです。
 

守屋市長
 今日は皆さんありがとうございました。始めもに言いましたが、いろいろな人に会いたかったので、今日を楽しみにしていましたが、期待以上でした。若者の力はすごいです。自分の34年前はここまで考えてはいなかったと思います。楽しい成人式にしようという程度でした。それでもいま市長をやっています。
 そういう意味で、皆さんの現在の発射台はすでに高いです。好奇心をもっていろいろなことに取り組んでほしい。その中で小田原のことも意識してもらえると嬉しいです。
 今日はお会いできてよかったです。
 

~最後に~

 最後は皆さんで集合写真。若者の皆さん、ようやく緊張が解けたようです。
全体写真

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最終更新日:2021年02月01日



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