第4回おだわら起業スクール卒業生インタビュー
国家資格キャリアコンサルタント・研修講師

氏名 本木 和子
開業年月日 平成30年9月4日
○なぜ、起業しようと思ったのですか?
これまで長年、結婚や出産、配偶者の転勤で海外に住むなど数々の転機があっても、なんとかここまで組織に属しフルタイムで働き続けてきました。起業した理由は色々ありますが、一番はその褒美みたいなものです。全てのキャリアは外資系企業にて組織の目標達成のため身を粉にして働いてきましたが、これまでに得た経験や人的ネットワークなど、これらを会社員生活を辞めた時に、自分が失うもの、得られるもの、むしろ活用できるものが知りたいと試したく思ったのも理由の一つです。
○小田原で起業しようとしたきっかけは?
一年半前に小田原に引越ししてきました。転居前小田原のリサーチを色々するうちに第3新創業市のセミナーを知り、勤務先の品川から新幹線に乗り、起業された方の話しを聞きに行きました。そこで、小田原の魅力、都心までのアクセスの良さに加え、そこに参加されていた方々の熱心なご支援ぶりを感じました。小田原には人脈がなかったため、そういう方々の厚い支援を感じられたことは大きく、起業による不安がだいぶ払拭されました。
○起業スクールに参加していかがでしたか?
何よりも仲間づくりができたことです。やはり同じタイミングで事業を始めようとする皆様と不安もアイデアも情報も共有できたことは幸運でした。事業を始めて顧客獲得より前に大事なのは仲間や友達作ることが何より大事だと思います。
○創業した時の苦労は何でしたか?
時間が不足していることです。創業時に限らず永遠の課題かもしれません。早くから開業準備される場合を除き、誰でもそうではないでしょうか。やらなければならないことの連続です。人に自分のことを知ってもらいたい、でも手ぶらでは会えない、きちんとした名刺を持参するためにはまずそれを作らなくてはいけない、作るからにはウェブサイトぐらいは入れたいなどなど。そのための最適な協力者も必要ですし、もっともこれらはいったんプラスのスパイラルに入るといい方向に回りだしますが。
○今後、小田原で起業する人へのメッセージをお願いします。
人脈づくりと発信です。自分がどんどん飛び込んでいくと、小田原の人はみんな温かくて、あっという間に人脈が広がっていくと思います。メンタルヘルスも重要です。落ち込むことや心配ごとなどメンタル的にきついこともありますが、同じ状況の友人、とりわけ起業スクール仲間の存在は大きいです。スクール卒業生の勉強会もありますので、ぜひそこで皆さんにお会いできることを楽しみにしています。