尊徳祭ポスターイラスト・「二宮金次郎とわたし」作文表彰式を開催しました

 第62回尊徳祭が新型コロナウイルス感染症の影響により中止となったため、例年、尊徳祭の中で行っておりました、尊徳祭ポスターイラスト表彰と「二宮金次郎とわたし」作文発表および表彰式を、10月16日(土)に開催しました。
当日は、ポスターイラストのお披露目、優秀作品の作文発表を行い、栁下教育長から賞状と記念品が授与されました。

尊徳祭ポスターイラストについて

 尊徳祭の告知ポスター等の広告物に使用するイラストについては、平成17年より毎年、神奈川県立小田原城北工業高等学校デザイン科に制作を依頼し、応募いただいています。本年度は5人から10点の応募があり、その中からデザイン科3年 柳下寧音さんの作品が優秀作品に決定しました。
当日は、柳下さんの作品のお披露目と作品についての思いをお話いただき、顧問の市橋佑奈先生からは、生徒さんの制作への取り組みの様子を伺いました。
表彰状授与
生徒の写真
顧問の先生の一言

「二宮金次郎とわたし」作文について

 小田原市では小学校4年生の授業の一環として、郷土の偉人である二宮金次郎(尊徳)について学ぶ「尊徳学習」があります。この学習によって学んだ尊徳翁の事績や教えを振り返り、文章に表現することを通して尊徳翁への理解をさらに深めていただきたいということから、市立小学校5・6年生を対象に夏休みの課題の一つとして、「二宮金次郎とわたし ~わたしが金次郎の生き方から感じたこと、考えたこと~をテーマに作文募集を行っています。
 令和3年度は12校、76名より応募いただきました。
 寄せられた作品には、「積小為大」や「至誠」・「勤労」・「分度」・「推譲」など尊徳先生の教えを受けて、周りの人を思いやったり、コツコツと努力を積み重ねることの大切さを、勉強やスポーツ、習い事などを実践しながら学んでいる様子がうかがえました。また、東京2020オリンピック・新型コロナウイルス感染症・豪雨災害などに触れた作品、地球温暖化やプラスチックゴミなど環境問題に関連づけた作品も見られ、本市の尊徳学習が子供たちに根付いていることを実感できました。
(当日の発表者は氏名に★マーク。50音順で掲載しています)

作文表彰式
教育長部長との記念撮影
作文賞状授与

鈴木 颯太さん(報徳小学校5年生)

「金次郎さんの教え」
 ぼくは、金次郎さんの生き方を学んで、苦労ばかりだけどそれを乗りこえるのがすごいと思いました。早くに父親や母親などの大事な親族を次々となくし、受け継いだ田畑などの土地を全部洪水で流されてしまって、大変な苦労の中育っていきました。初めて知ったときは、とてもおどろきました。もしこのことが自分の身に起きたら、悲しくて仕方ありません。自分が大事にしてきた人や物が次々となくなっていくことは、とても想像することができません。それなのに金次郎さんは、弟たちのために心折れずにまっすぐ進んでいくところがすごいと思いました。自分はちょっとしたことですぐ心が折れてひねくれてしまうので、金次郎さんを見習いたいと思いました。これからは金次郎さんのように、どれだけ苦労があっても、心が折れそうなことがあっても、前向きにがんばりたいと思います。
 そして、今まさに新型コロナウイルスの影響できびしい状況が一年半以上も続いています。その中でも、医療従事者の方がコロナウイルスに負けずに立ち向かっている姿を見て、金次郎さんに近い存在なのではないかと思いました。ぼくは、苦労の中育っていく金次郎さんの教えで、心に残った言葉があります。それは「一円融合」という言葉です。意味は、すべてのものは互いに働き合い一体となって結果が出る、という意味です。この意味を知ってぼくは、協力と似た意味なのではないかと思いました。一人で全部やるのではなく、みんなで協力し合って結果を出すことはとても大切です。医療従事者の方も、みんなで協力して治療することで成り立つから、そことつながるんだなと思いました。ぼくもこれから、みんなといっしょに協力し合うことを大切にしながら、がんばっていきたいと思います。

★鈴木 芽衣さん(報徳小学校5年生)

鈴木 芽衣さん

「二宮金次郎とわたし」
 
わたしが金次郎さんの生き方から感じたこと、考えたことは二つあります。
 一つ目は金次郎さんの教えについてです。金次郎さんの教えは積小為大や分度、至誠などたくさんあります。その中で特に心に残ったのが「報徳」です。報徳とは、すべての人、すべての物には必ず良さがあるという意味です。わたしは報徳は金次郎さんの教えの意味が多くつまっていて、いいなと思いました。報徳は、わたしの学校の名前にもついているので、報徳小学校のみんなの良さを生かしたいなと思いました。
 二つ目は、金次郎さんの性格についてです。少年のころ、金次郎さんは大人と同じ仕事ができないので、わらじを作って大人たちに配りました。このことから、金次郎さんは自分はなにもできないからとあきらめずに、自分ができることをさがして手伝っていたので、わたしもまねしたいなと思いました。
 次に金次郎さんが四十才ごろに殿様が金次郎さんに武士の位とかみしもをあげようとしました。金次郎さんはそれをいただいても農民を救うのに役立ちませんと断りました。このことから、自分のことより、苦しんでいる農民のことだけを考えていたので、すごくやさしい人だなと思いました。
 わたしは二宮金次郎さんのことを学び、これから人や物の「徳」を大事に役立てて、人のために「推譲」して感謝の気持ちを表したいです。そして、報徳小学校のみんなと一円融合のように協力して、報徳小学校をもっといい学校にしたいと思いました。
 


★髙山 凛桜さん(報徳小学校5年生)

髙山 凜桜さん

「金次郎さんの言葉で自分が出来ること」
 私は、二宮金次郎さんの生き方は、本当にすごいと思います。金次郎さんが十二さいのころ、病気のお父さんのかわりに酒匂川の土手の工事に出ました。大人と同じに仕事ができないので、わらじを作って大人たちに配りました。私の学校には、金次郎さんがわらじをもって、配っている様子の像があります。金次郎像には、「まごころ」と書かれています。金次郎さんは、まごころを持ったいい人だったんだなと思いました。なぜそう思ったのかと言うと、尊徳記念館で、金次郎さんの家の中を見たからです。家の中には、わらじがおいてありました。わらじを見てみると、こまかく編んでありました。金次郎さんは、わらじを作っていた時、十二さいだったのに作るのがたいへんそうな物を金次郎さんは、一人で作って、それもたくさん配っていました。私だったら、わらじなんて、ぜったい作れないと思いました。
 金次郎さんの教えの言葉では、私に必要で大切な言葉がありました。私は、たまに楽をしたいと思うことがあります。「楽をしたい」「めんどうだ」「きらいだ」などと言わないで、どんな時でも、自分ができることを、しんけんにやることを「至誠」と言うそうです。楽をしたいと思っていましたが、「至誠」と言う言葉で、今では、思わないようになりました。そして、もう一つあります。この言葉は、今もこれからも必要だなと思いました。それは「推譲」です。お金のゆとり、時間のゆとり、体力のゆとりなどです。そのゆとりを「人のため」や「社会のため」や「自分の将来のため」に使います。ゆずり合えばみんな、なか良くなります。私も、ゆとりを持って、あまった時間をいろんなことに使いたいです。これからも、金次郎さんの教えを実っこうして、まごころを持っていきたいです。 


★成川 詩月さん(報徳小学校5年生)

成川 詩月さん

「二宮金次郎とわたし」
 わたしが学校で習った金次郎さんの教えのなかでいちばん好きな言葉は、「至誠」です。至誠を習字で書いたとき、とても力強い字だなと思いました。至誠の意味を自分の国語辞典でひくと、のっていませんでした。けれど、金次郎さんのことを学校で学ぶわたしたちにとっては、とても身近な言葉です。至誠とはこの上なく誠実なこと、まごころのことであり、金次郎さんの考え方、生き方の中心となった言葉だそうです。
 この夏休み、一年おくれで東京オリンピックが開かれ、たくさんの競技をテレビで見て、感動をもらいました。日本のメダリストのだれもが言っていたことは、「コロナかの大変な中、オリンピックをかいさいしてくれて、ありがとうございます。」という、まわりの人へのかんしゃの言葉でした。また、アメリカの水泳の金メダリストも「東京は最高のホストシティで、選手全員をあたたかくむかえてくれて、守ってくれてありがとう。」と言っていました。テレビだけでは分からない、選手たちを支えるたくさんの人の思いやりや、努力や、まごころがオリンピックにはきっとあるのだと思いました。
 わたしが通う報徳小学校の「報徳」の意味は、人や物にそなわっている長所などを徳として、その徳をつかって恩に報いることの意味だそうです。わたしは、これを実行できるようなことがなにかあるか、今は分からないけれど、いつもそばにいてくれる人達のためになることを見つけて小さいことでもコツコツやって恩を返したいと思います。そして、金次郎さんやオリンピック選手のように、よいことやよい結果などが残せてもそれは自分の成果だけではなく、支えてくれる人がいるからだという感しゃの気持ちをわすれずにいたいと思います。


★長谷川 優芽さん(下曽我小学校5年生)

長谷川 優芽さん

「一つの心」
 わたしは、一年生のころ学校の校庭にある銅像を見て、「どうして本を読んでいる人が銅像になっているのだろう」と思っていました。そして四年生の時の授業で、その銅像が二宮金次郎さんであることと、すごい人だということを知りました。その時に、「もっと金次郎さんについて知りたい」と思い、お母さんに本を買ってもらいました。
 その本を読んでいくうちに金次郎さんに感動しました。その中で一番心に残ったのは、桜町を十年かけて立て直し、金次郎さんの行動で農民の心を変えた事です。最初は金次郎さんをよく思っていない人たちが、だんだん金次郎さんに心を開き、沢山の人にそんけいされるようになりました。それは、金次郎さんが、農民のつらい気持ちや農作物が実ったよろこびを知っていて、相手の立場になって物事を考えられたからだと思います。本当にすごいと思いました。今の時代で例えると金次郎さんは社長です。仕事を頑張った人にごほうびをあたえるなど、どうしたら農民がやる気を出し、働きやすくなるのかを考え、みんなと心を一つにして頑張ったからこそ、大きな事をやりとげられたのだと思います。
 金次郎さんはナスを食べて凶作になる事を当てました。今は天気予報があるけれど、各地で水害が起こっています。金次郎さんがもし生きていたら、被害を少なくするためにはどうしたらよいか、また被災した地域をどの様に救うのか教えてほしいです。
 わたしも金次郎さんの様に相手の立場になり物事を考え、だれかの役に立つこと、だれかのためになることを自分から進んでできるようになりたいと思いました。


★山﨑 優輝さん(報徳小学校5年生)

山﨑 優輝さん

二宮金次郎とわたし
 ぼくは、金次郎さんが生きていく上で、大切に思っていた考え方に、勤労、分度、推譲などがあることを知り、分度について興味を持ったので、調べてみました。
 分度とは、金次郎さんが作った仕法上の言葉で、働いて得たものの使い方について教えてくれています。働いて得たものには限りがあるので、考えずに使うと、新しい事を始められないので計画的に使うことが大切だと教えています。ぼくは、今のような今までと全くちがうすごし方になり、今までとちがう物が好まれるようになったことから、分度は社会と共にあると思いました。なぜなら、今のようなコロナ禍で社会が大きく変わったからこそ分度が活きたと思うからです。
 そして、変わっていく社会の中で分度を活かすために勤労が大切だと思い、勤労についても調べてみました。
 勤労とは、社会に役立つ成果を考えながら一生懸命働くことだと教えてくれています。ぼくは、社会についてよく調べて、役立つ物は何か、勉強することが、勤労につながると思いました。また、社会に役立つものを作るために、目標を立てて計画的に働くことが大切になると思いました。これは、分度にもつながっていると思います。 
 金次郎さんは、子どものころに経験した厳しい環境の中でも、自分にできることを考えて成果を出していき、その経験をもとに、今回調べた考え方を生み出しました。ぼくは、金次郎さんは、どんなことにもめげずに努力して、より良い方法を見つけていったんだと思います。ぼくも、目標に向かって努力したいと思います。


最終更新日:2021年10月22日



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文化部:生涯学習課 尊徳記念館係

電話番号:0465-36-2381


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