「二宮金次郎とわたし」作文について

小田原市では小学校4年生の授業の一環として、郷土の偉人である二宮金次郎(尊徳)について学ぶ「尊徳学習」があります。この学習によって学んだ尊徳翁の事績や教えを振り返り、文章に表現することを通して尊徳翁への理解をさらに深めていただきたいということから、市立小学校5・6年生を対象に夏休みの課題として、「二宮金次郎とわたし ~わたしが金次郎の生き方から感じたこと、考えたこと~をテーマに作文募集を行っています。

令和2年度は10校、72名よりご応募いただきました。

寄せられた作品には、「積小為大」や「至誠」「勤労」「分度」「推譲」などの尊徳先生の教えを受けて、周りの人を思いやったり、努力の大切さを再確認している様子が作文に表れており、本市の尊徳学習が子供たちに根付いていることを実感できました。

作文表彰式

優秀作品として5作品を選出し、令和2年10月18日(日)作文表彰式を行いました。口頭発表の後、柳下教育長から、賞状と記念品が授与されました。(発表者は氏名に★マーク。50音順で掲載しています)

作文表彰式
教育長部長との記念撮影
賞状授与

★上杉 芽生さん(報徳小学校5年生)

上杉 芽生さん

「二宮さんの考え方を知って変わったこと」
 二宮金次郎さんのことは学校で学びました。酒匂川のはんらんで家を失い、十四歳で父親を亡くし、家を支えるというとても苦労した人だということを知りました。また同時に勤労や至誠などの考えで多くの人を助け、村の復興にも力を注いだ事を知り、心のやさしい人だなと思いました。
 そんな二宮さんの残した言葉の中で好きな言葉が二つあります。
 一つ目は、一円観です。 これは人や物の全体をまるごと正しく見ようという意味です。この言葉を知る前の私は友達と話している時に、友達が悪口を言ったりすると、その子のことが少し嫌になることがありました。ですが、一円観という言葉を知り 、考え方が変わっていきました。その友達は、悪口をいってしまう悪いところもあるけれど、良いところもたくさんあるので良いところを見つけていきたいなと思います。また、一円観を知ったことによって、自分はその友達の悪いところしか見えて いなかったということに気づきました。直していきたいなと思います。
 二つ目は積小為大です。これは小さなことでも積み上げれば大きくなるという意味です。積小為大って良い言葉だなと感じたのは、水泳の大会に出た時でした。私は五年間、水泳を習っています。目標は公認記録を切ることでした。私は最初、自分にはできないと思っていました。 ですが、日々の練習の積み重ねで記録を切ることができました。 その時に、積小為大は本当だなと感じました。水泳にかぎらず、他のこともあきらめずに、小さいことからコツコツとがんばっていきたいなと思います。
 二宮さんから教えてもらったことがたくさんありました。私も二宮さんのように優しい人になりたいです。


★大谷 陽太さん(報徳小学校5年生)

大谷 陽太さん

「環境問題と金次郎さんの言葉」
環境破壊は年々深刻な問題となっています。地球温暖化によりここ数年、水害、猛暑は激しくなってきていると言われています。しかし金次郎さんの教えが世界に浸透すれば、環境破壊は止められるのではないでしょうか。
 この地球は人間だけで住んでいるわけではありません。様々な生き物や植物が暮らしています。金次郎さんが残した言葉の中に、分度という言葉があります。人間は地球によって生かされています。それをわきまえて、ごみを減らして地球を汚さない、限られた資源を無駄にしない。これはまさに分度ではないでしょうか。
 そして、環境を壊さずに開発したり、二酸化炭素を排出しない乗り物を創るなど持続可能な社会を目指すことは、分度によって余った力を将来のために使うので推譲になります。
 持続可能な社会の実現のため、自分達ができることはなんでしょう。昨年度、私は統計グラフコンクールで、マイバッグの使用率などについて調べました。昨年は、スーパーでも マイバッグの持参率は半分以下でしたが、今年は、レジ袋有料化によって、コンビニでもレジ袋辞退率が 7 割を超えました。この様に、身近で出来ることをコツコツ積み重ねていくことは、積小為大といえます。
 これらの金次郎さんの教えを実践していくことは、簡単なことではありません。人間の心のどこかには、「楽をしたい。」「面倒だ。」と、思う気持ちがあります。自分も完全にはできません。しかし、そんな時は金次郎さんの生き方の全てを貫いている精神、至誠で物事に立ち向かう心が大切です。
 金次郎さんの教えが世界に浸透し、少しでも環境破壊に歯止めがかかればいいなと思います。私も、分度、推譲、積小為大、至誠の心を常に持ちながら生活していきたいです。


★岡戸 淳隼さん(下府中小学校5年生)

岡戸 淳隼さん

「二宮金次郎から学んだこと」
 ぼくは、金次郎を調べにそん徳記念館へ行きました。二宮金次郎とは、人々に家計のやりくりを教え、命を助けた人だと学びました。ぼくが心に残った所は、天保のききんから多くの村人の命を守った所です。 金次郎は夏ナスを食べた時に 、秋ナスの味がすることに気付き、ききんがくることを予感し、ヒエをまいて、対さくを立てました。これによって天保のききんを乗り切りました。他の村人へも配り、自分の命だけではなく人々の命を助け、金次郎は真心を持ったやさしい人だと思います。
 今の時代は、新型コロナウィルスで、たくさんの人が命を落としています。感染を防ぐためには、マスク が必要だったけど、お店で買いたいのに買えない人が多くいました。金次郎は、自分のことだけではなく多くの人のことを考えてきた人だから、もし、今の時代に生きていたのなら、マスクを買いしめる人がいないような工夫をすると思いました。
 金次郎のように真心をもったリーダーになるためには、もっと学校の勉強や習い事をがんばって、いろいろな経験をする必要があると思います。金次郎は、農民への指どうが思うようにいかなくなる経験がありました。 その時、成田山新勝寺にこもり、断食修業をしました。そこで「真心を学んだ」と、聞きました。金次郎も成功ばかりだけではなく失敗から学ぶこともあったのだと思いました。こうしたことから、真心を持ったリーダーは、いろいろな経験が大切だと思います。
 また自分の置かれた状況や立場にふさわしい 生活をおくることも大切だと思いました。
 それは、わがままを言うことだけではなく、勉強や習い事をがんばりたいと思います。


椎野 夏芽さん(前羽小学校6年生)

「金次郎に教えられたこと」
 私は、二宮金次郎の生き方、考え方に尊敬したことが二つあります。
 一つ目は、決してあきらめない努力家なところです。金次郎は、父が病気でねこんでしまったことをきっかけに、他の大人達と共に父の分まで働くことを決めました。しかし、金次郎は子どもで体も小さかったため思うように仕事ができませんでした。 もし私が金次郎の立場だったら、あきらめて、なげいていると思います。なぜなら、前にピアノの練習をした時に、音符の数が多くて楽譜を読むのが大変な曲があり、やらなくてはいけないことだったけど、途中であきらめて立ち直れなかったことがあるからです。しかし金次郎はあきらめることなく「少しでもみんなの役に立つ仕事はできないのか」と考え、力仕事のかわりにわらじを作り、農家の人達の役に立ったのです。
 二つ目は、人の心を大きく変える力があることです。借金を減らすために、まきや食べ物をただ節約させるだけでなく、節約できた分のほうびをあげました。また、高価な皿を割ってしまい支払いきれない弁償を覚悟した者に、毎日節約できた分を返済にあてるよう提案し、皿を割ってしまったことを正直に話してくれたとほめました。金次郎が一人一人の心にしっかり向き合うことで、皆が本気で節約に取り組んだのです。
 このように、金次郎はどんなことも人のためにということを忘 れない、素晴らしい人です。これからは金次郎のように、一度の失敗くらいで立ち止まらずに「次に何ができるのか」「成功するために、今の自分はどんなことをするべきか」を考えていこうと思います。また、友達や家族が困っていたら、その人の立場になって考え、心に寄りそって少しでも力になれたらと思います。
 

★篠本 真花さん(矢作小学校5年生)

篠本 真花さん

「コツコツがんばる」
 私は、四年生の時に学校で、二宮金次郎について勉強しました。 わらじ作りも体験しました。この勉強を通して私が一番心に残ったことは、金次郎の教えの一つである「積小為大」です。小さなことでもコツコツ積み上げていけば大きくなるということです。なぜ心に残ったかというと、日々の生活の中で感じられることがあるからです。それは、バスケットボールです。
 私は二年生の時に、ミニバスを始めました。お姉ちゃんが入ったので、なんとなく始めました。最初は、なんにも出来ませんでした。でも、週四回の練習をほとんど休まないで行って、家でも練習しました。そしたら、だんだん出来る事がふえていきました。今では、色々な技も使えるようになりました。コツコツ練習してきて、良かったです。「至誠」も大切です。きらいな練習、辛い練習もあるし、コーチに注意される時もあるけど、すなおに聞いて、がんばっています。
 そして、「一円融合」の考えも大切です。バスケットボールは、 一人ではできません。チームのみんなと力を合わせないと、勝てません。それに 、 教えてくれるコーチや、練習の準備や試合に連れて行ってくれる、お父さんやお母さん達、全員が協力し合って一つのチームになります。これからも私は、コツコツと練習をがんば って、バスケットボールが上手になりたいです。そして、スポーツだけでなく、金次郎のように一生けん命勉強して、自分に力をつけ、周りの人にやさしくして、困っている人がいたら、助けてあげられるような人になりたいです。


最終更新日:2020年10月26日


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文化部:生涯学習課 尊徳記念館係

電話番号:0465-36-2381


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