おだわら市民学校基礎課程「おだわら学講座」第9回・第10回を実施しました

第9回目【11月30日(土)・12月12日(木)】
「小田原の自然環境~江戸時代から続く山林・農園の運営と多目的森林活用~」

 おだわら市民学校基礎課程「おだわら学講座」の第9回目は「小田原の自然環境~江戸時代から続く山林・農林の運営と多目的森林活用~」というテーマで、おだわら環境志民ネットワーク会長で辻村農園・山林代表の辻村百樹さんに辻村農園・山林をご案内していただきました。受講者の人数の都合で2日間2回に分けての実施で、2回とも雨天のため一度は延期となりましたが、後日の振替日は晴天に恵まれました。
 辻村農園・山林は4つのコンセプト(1.素材の生産(木材や果樹等)、2.生態系保存、3.エネルギーの供給(ほうとくエネルギーメガソーラー発電等)、4.余暇の提供(フォレストアドベンチャー・小田原やフォレストバイクなど))で運営されているとのことで、山林の中を歩くことでそれが大変よくわかり、つぶさに見学することができました。特に山林をメガソーラーの設置場所として活用したり、森林をそのまま活用したアウトドアパークであるフォレストアドベンチャーやマウンテンバイクで森の中を疾走するフォレストバイクの取り組みは、森林の多目的活用の具体例として興味深いものでした。
 また、60年近く大切に育ててきた木が運搬や伐採費用なども含めると、今ではえんぴつ1本(20円ほど)の金額にしかならないという現状をお聞きするとともに、今は手入れをしっかりして次世代につなげたいというお話が印象的でした。
はじめのあいさつ

辻村さんを囲んではじめのあいさつ

 
いちょう

いちょうの葉を踏みしめて歩く

 
メガソーラー

メガソーラー

 
上水の尾用水溜池

上水の尾用水溜池

 
樹齢300年の杉

樹齢300年の杉

 
けやき

山林の中で一番大きなけやき

 
杉林

手入れがされた杉林

 
小水力発電所跡

小水力発電所跡

 
フォレストアドベンチャー・小田原

フォレストアドベンチャー・小田原

 

第10回目【12月14日(土)】
「超高齢社会における高齢者福祉の現状と課題」

 おだわら市民学校基礎課程「おだわら学講座」の第10回目は、「超高齢社会における高齢者福祉の現状と課題」というテーマで、小田原市グループホーム・小規模多機能連絡会代表で小田原市キャラバンメイトの川井悠司さんと高齢介護課の藤平徳子係長からお話をお聞きしました。
 前半は高齢介護課の藤平係長から、「小田原市の高齢者福祉の現状」と題し、グラフなどからわかるデータや市の高齢者支援についてなどをうかがいました。
 後半は川井さんから認知症サポーターのこと、介護職の現状と課題、高齢者介護の在り方についてお聞きしました。職に就いてから短い期間で管理者までやめてしまう現状がある中、その人の人生の最後に関わることができるという介護職の魅力もお話しいただいたほか、外国人介護人材の受け入れについても詳しく知ることができました。
 また、今年度のおだわら学講座受講者は高齢者福祉に関心を持つ方が大変多く、多くの質問が寄せられました。
 今年のおだわら学講座は今日まで、来年1月18日から再開します。
川井さん

小田原市グループホーム・小規模多機能連絡会代表 川井悠司さん

 
講義の様子

講義の様子

 
藤平係長

高齢介護課 藤平徳子係長

 

おだわら市民学校

「おだわら市民学校」は、皆で集い、ともに学び、実践へ繋げる「人のチカラ」を育む”新たな学びの場“です。

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文化部:生涯学習課 生涯学習センターけやき

電話番号:0465-33-1881

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