専門課程「地域の文化力を高める」の第10回目は、「小田原の民俗芸能を学ぶ（１）『小田原の民俗芸能の継承』栢山田植歌を習う」をテーマに、開催しました。
講義の前半は、小田原民俗芸能保存協会 会長 林美禰子氏から、小田原民俗芸能保存協会の各団体の特徴や現状等についてのお話を伺いました。林氏は国指定重要無形民俗文化財 相模人形芝居 下中座 座長のお立場から、民俗芸能伝承の課題、自分を活かせる喜び・団員の成長する姿を見る嬉しさ・公演を通じての出会い等の得られるものの素晴らしさのお話がありました。
後半は栢山田植歌保存会 代表 前田ゆきの氏から活動紹介や、栢山田植歌保存会の方々の歌披露があり、手植え作業の情景が浮かびました。栢山田植歌には歌部分と囃子部分があり、受講生は２グループに分かれて、交互に歌の練習をしました。11月13日に三の丸ホールで行われる、令和４年度小田原民俗芸能保存協会 後継者育成発表会の中の、ワークショップ及びその成果発表で、栢山田植歌保存会のみなさんとともに、受講生の歌声が披露される予定です。

「おだわら市民学校」は、皆で集い、ともに学び、実践へ繋げる「人のチカラ」を育む”新たな学びの場“です。