おだわら市民学校専門課程「地域の生産力を高める」第8回・第9回を実施しました

第8回目【11月3日(日)】
「農地探索ウォーキングin曽我山」

 講座の8回目は、雨天で中止となった6月の侵入竹林のタケノコ狩りの代替で、そがやまみらいプランのキックオフ企画である「農地探索ウォーキングin曽我山」のイベントに参加しました。
 そがやまみらいプランは2019年8月に設立されたばかりで、市民が楽しみながら農作業を行い、農に関する知識や技術を習得することで耕作放棄地の整備や農業者への支援を実施し、農地を保持・再生していこうと活動する団体です。
 まず下曽我駅に集合し、耕作放棄地やイノシシ・シカの獣害で掘り返されたみかん畑、新規就農者により引き継がれたキウイ畑などを観察しながら曽我山の途中まで登りました。その後、そがやまみらいプランの本多会長からくくり罠と箱罠の説明を受け、眺めがいい農道で農家さん持参の特製弁当をいただき、曽我岸公民館まで戻ってウォーキングによって気が付いたことや曽我山の理想とする未来などについて話し合いをしました。
 1年耕作放棄されただけでツタや竹で荒れてしまった畑、いたるところをイノシシに掘り返されている畑を見て、今の曽我山の現状に衝撃を受けました。また、市民学校生以外にも20人もの一般の参加者がいたことに、関心の高さがうかがえました。
キウイ栽培

新規就農者によるキウイ栽培

 
侵入竹林

侵入竹林を前に説明する関野顧問

 
みかん

たわわに実ったみかん

 
10年間耕作放棄されたみかんの木

10年間耕作放棄されたみかんの木

 
本多会長

くくり罠の説明をする本多会長

  
記念撮影

記念撮影中の受講者

  
昼食

農家さん特製のお弁当をいただきました

  
グループワーク

グループワーク発表①

 
グループワーク

グループワーク発表②

 

第9回目【11月16日(土)】
「小田原農業の課題を知る~侵入竹林の伐採実践~」

 講座の第9回目は、「小田原農業の課題を知る~侵入竹林の伐採実践~」という内容で、下曽我応援団ぷらむが主催する事業に参加しました。
 下曽我の剣沢地区で侵入竹林により荒れてしまった弓張の滝までの遊歩道を整備するため、市民学校生も含めた約30人ほどで一斉に侵入竹林の伐採を行いました。作業場はいたるとこに竹が生え、斜面やがけの足元が悪い中、ヘルメットをかぶってひたすら竹をのこぎりで切る作業をもくもくと行いました。
 作業後は近くの弓張の滝まで行き、自然を満喫するとともに下曽我の良さを感じることができました。その後、全員でお弁当と豚汁などのお昼ご飯をいただき、最後に感想などを発表して作業を終えました。
 この剣沢地区の侵入竹林伐採作業は3月と11月の年2回実施しているとお聞きし、竹の特性上一度で終わらない困難で地道な活動を体験し知ることができました。
集合

集合して作業の仕方の説明

 
川久保会長

下曽我応援団ぷらむの川久保会長

 
竹伐採作業

竹の伐採作業

 
BEFORE

BEFORE(作業前)

 
AFTER

AFTER(作業後)

 

おだわら市民学校

「おだわら市民学校」は、皆で集い、ともに学び、実践へ繋げる「人のチカラ」を育む”新たな学びの場“です。

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