おだわら市民学校専門課程「二宮尊徳の教えを継承する」第10回・第11回・第12回を実施しました
第10回目【10月1日(火)】
「栢山周辺のゆかりの史跡巡り」
講座の第10回目は、本講座初めての屋外実習で「栢山周辺のゆかりの史跡巡り」を実施しました。
尊徳記念館に集合し、尊徳記念館ボランティア解説員の中山さんと内田さんに講師をお願いし、2グループに分かれて出発。その後、善栄寺→二宮総本家屋敷跡→村田道仙屋敷跡→栢山神社→松苗栽植地跡→桜井小学校金次郎像→報徳堀→油菜栽培地跡→捨苗栽培地跡と尊徳翁のゆかりの地を訪ねました。
これまでの講義に出てきた場所や、今まで気づかなかった史跡にも気づくことができました。
尊徳記念館に集合し、尊徳記念館ボランティア解説員の中山さんと内田さんに講師をお願いし、2グループに分かれて出発。その後、善栄寺→二宮総本家屋敷跡→村田道仙屋敷跡→栢山神社→松苗栽植地跡→桜井小学校金次郎像→報徳堀→油菜栽培地跡→捨苗栽培地跡と尊徳翁のゆかりの地を訪ねました。
これまでの講義に出てきた場所や、今まで気づかなかった史跡にも気づくことができました。
内田解説員と回村の像
松苗栽植地
中山解説員と善栄寺 勉学の像
二宮総本家跡
貧富訓
報徳堀
第11回目【10月19日(土)】
「映画『二宮金次郎』~監督が描きたかった金次郎像~」
講座の第11回目は「映画『二宮金次郎』~監督が描きたかった金次郎像~」というテーマで、映画『二宮金次郎』のメガホンをとられた監督の五十嵐匠氏にお話を伺いました。
五十嵐監督が映画の中で描きたかった金次郎について、ダイジェスト版の鑑賞をはさみながら1時間ほど熱く語っていただきました。村の立て直しをする際に、土地の新田開発と村人の心田開発を同時に行った報徳仕法という独特のやり方や考え方で行ったことや、映画の撮影裏話などを存分にお聞きすることができました。
最後は質疑応答を行い、参加者からは多くの質問が寄せられました。
五十嵐監督が映画の中で描きたかった金次郎について、ダイジェスト版の鑑賞をはさみながら1時間ほど熱く語っていただきました。村の立て直しをする際に、土地の新田開発と村人の心田開発を同時に行った報徳仕法という独特のやり方や考え方で行ったことや、映画の撮影裏話などを存分にお聞きすることができました。
最後は質疑応答を行い、参加者からは多くの質問が寄せられました。
映画監督 五十嵐匠氏
講座の様子
第12回目【10月29日(火)】
「戦時下の報徳運動~国家政策と報徳運動・教育~」
講座の第12回目は「戦時下の報徳運動~国家政策と報徳運動・教育」というテーマで、平塚市博物館学芸員の早田旅人氏にお話をうかがいました。
報徳運動の存在意義が国家的課題への貢献となり、報徳社の活動内容や目的も自助・共助から滅私奉公になっていった経緯を、明治・大正・昭和の時代背景とともに学ぶことができました。一番の問題点は、尊徳翁は強者や富者に実践を促し、公権力(藩)にも分度や推譲を求めていたのに、報徳社などの結社式仕法のみとなった明治以降は、国家や公権力に対しての批判や意見がなくなってしまったことだとお聞きし、素晴らしい考え方も時代が変わって引き継ぐ人も変われば、その時の解釈や背景も簡単に変わっていく怖さが身にしみてわかりました。
報徳運動の存在意義が国家的課題への貢献となり、報徳社の活動内容や目的も自助・共助から滅私奉公になっていった経緯を、明治・大正・昭和の時代背景とともに学ぶことができました。一番の問題点は、尊徳翁は強者や富者に実践を促し、公権力(藩)にも分度や推譲を求めていたのに、報徳社などの結社式仕法のみとなった明治以降は、国家や公権力に対しての批判や意見がなくなってしまったことだとお聞きし、素晴らしい考え方も時代が変わって引き継ぐ人も変われば、その時の解釈や背景も簡単に変わっていく怖さが身にしみてわかりました。
平塚市博物館 早田旅人学芸員
おだわら市民学校
「おだわら市民学校」は、皆で集い、ともに学び、実践へ繋げる「人のチカラ」を育む”新たな学びの場“です。
この情報に関するお問い合わせ先
文化部:生涯学習課 生涯学習センターけやき
電話番号:0465-33-1881