おだわら市民学校専門課程「郷土の魅力を知り伝える」第11回を実施しました
第11回目【11月20日(水)】
「北条ゆかりの史跡巡り② ~石垣山一夜城・早川石丁場~」
専門課程「郷土の魅力を知り伝える」の第11回目は、神奈川県立生命の星・地球博物館 学芸員 山下浩之氏に早川石丁場を、小田原市文化財課 学芸員 土屋健作さんには石垣山一夜城を、それぞれ御案内いただきました。
箱根火山の噴火によって形成された安山岩が人間の歴史にどうかかわっているか、地学と考古学・歴史学、それぞれの軸足を交互に置き換えながら、箱根火山と石垣山一夜城そして早川石丁場の現場を観察しました。山下氏からは、石垣用石材を切り出した作業場である石丁場について、安山岩の転石に石を割るための矢穴や石工集団が何らかの目的で刻んだ刻印「+」が認められた石垣用石材などのお話を伺いました。土屋さんからは、石垣山一夜城について、南曲輪南面に残されている石垣について、使われた石は、この周辺で多く産出される安山岩の転石で、あまり加工を施さず大きさの異なる自然石を積み上げた野面積という技法を用いたというお話を伺いました。また、石垣山一夜城の歴史も伺い、往時を体感できました。
受講生にとって、地質学・考古学・歴史学と実り多き学びとなり、バックヤードにある郷土の魅力について、改めて知る機会となり、貴重な体験になりました。
箱根火山の噴火によって形成された安山岩が人間の歴史にどうかかわっているか、地学と考古学・歴史学、それぞれの軸足を交互に置き換えながら、箱根火山と石垣山一夜城そして早川石丁場の現場を観察しました。山下氏からは、石垣用石材を切り出した作業場である石丁場について、安山岩の転石に石を割るための矢穴や石工集団が何らかの目的で刻んだ刻印「+」が認められた石垣用石材などのお話を伺いました。土屋さんからは、石垣山一夜城について、南曲輪南面に残されている石垣について、使われた石は、この周辺で多く産出される安山岩の転石で、あまり加工を施さず大きさの異なる自然石を積み上げた野面積という技法を用いたというお話を伺いました。また、石垣山一夜城の歴史も伺い、往時を体感できました。
受講生にとって、地質学・考古学・歴史学と実り多き学びとなり、バックヤードにある郷土の魅力について、改めて知る機会となり、貴重な体験になりました。
講師:山下浩之氏・土屋健作さん
講師から説明を聞く受講生
風祭石でできている石ほこら
発見された石曳道
石曳道の説明を聞く受講生
箱根火山から噴出した安山岩
早川石丁場石群の説明板
早川石丁場石群現場①
早川石丁場石群現場②
石垣山一夜城の野面積
野面積の説明を聞く受講生
井戸曲輪跡
おだわら市民学校
「おだわら市民学校」は、皆で集い、ともに学び、実践へ繋げる「人のチカラ」を育む”新たな学びの場“です。
この情報に関するお問い合わせ先
文化部:生涯学習課 生涯学習センターけやき
電話番号:0465-33-1881