県下4市合同トレンチ(溝)レスキュー【平成27年1月20日・21日】

平成27年1月20日(火)、21日(水)と2日間にわたり、横浜市にある緑山スタジオ・シティーにて合同トレンチレスキューの訓練に本市も参加してきました。

参加部隊は横浜市・川崎市・相模原市・小田原市の4市から15部隊50名で行われ、各部隊様々な手法や工夫がありとても有意義な訓練となりました。

参加重機

横浜、川崎、相模原の3市が保有する重機

ホイールローダー

横浜市が保有する重機

重機

左から排除工作車、バックホー、双腕重機、ホイールローダー

トレンチ(溝)レスキュー

トレンチ(溝)レスキュー

トレンチレスキューとは溝状の地形で活動する際、周囲が崩れないよう処置を行い、二次災害を防止しながら救助活動を行うことです。

簡易土留め工法

簡易土留め工法

本市では土砂災害等において、要救助者の埋没地点がほぼ特定されている状況で捜索するための簡易土留めを考案しました。

写真でもわかるように上方からの土圧は相当なものですが、要救助者を捜索する内側をこれだけ掘り下げていっても土圧を受け流せると考えました。

トレンチレスキュー

1.まずは環境観察。危険箇所の把握と状況評価は必須です。

2.上部での活動隊員のレストレイン(落下を防ぐロープ)を設定するためアンカーを設定します。

3.トレンチ幅を確認し、大体の幅でコンパネを仮組みします。

4.コンパネを、支持するため「レスキューサポート」という資機材で仮組みします。

5.仮組みしたものを活動する位置に投入します。

6.かぎ付きはしごにてトレンチ内へ隊員が進入します。

7.レスキューサポートを伸ばしながら下側から設定します。 

8.レスキューサポートのズレを防止するためのストッパーを設定して活動スペースの設定完了です。 

 

簡易土留め工法

1.コンパネ2枚を横にして角材を2枚のコンパネを合わせた位置でコーススレッド止めし、出来上がったものを要救助者がいるであろう場所の上部に設定します。

2.内側に土留め板を支えるためのピケット(鉄筋)を打ち込みます。この打ち込みの前には必ずゾンデ(細い棒状の捜索器具)を刺し、土中の確認をしてから打ち込みます。

3.スコップを使用して内側を掘り下げていきます。

4.掘り下げたことで不安定になった土留めを押し込みます。この作業(1~4)を繰り返します。

活動スペースが確保でき 、簡易土留めの完成です。

上部側からこれだけ泥を流しても簡易土留めが崩壊することはないことが実証出来ました。

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消防:小田原消防署警防第2課 警防第2係

電話番号:0465-49-4597

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