令和2年度おだわら市民学校教養課程「二宮尊徳の教えを継承する」第1回・第2回・第3回を実施しました

第1回目【10月12日(月)】
「開講・オリエンテーション・尊徳翁の一生と実践ー生い立ち~服部家時代~桜町時代ー」

 10月12日(月)に教養課程「二宮尊徳の教えを継承する」の第1回目を実施しました。
 オリエンテーションの後、立正大学文学部非常勤講師の松尾公就先生から、「尊徳翁の一生と実践」というテーマで、尊徳翁の少年時代から桜町に赴任するまでの半生をお聞きしました。少年時代の薪を背負って読書をする金次郎像の考察をし、桜町での復興仕法を命じられるまでの経緯は実際はどうだったかなど、歴史的文献を元に学ぶことができました。
 

第2回目【10月19日(月)】
「尊徳翁の一生と実践ー桜町時代~幕臣時代~晩年①ー」

 第2回目の講座は、前回に引き続き、立正大学文化部非常勤講師の松尾公就先生から、主に尊徳翁の桜町時代についてお話を伺いました。
 「分度」の考え方の本当の意味が、宇津家に納める平均土台米金を10年間(実際には15年間)約1005俵に決めたことだとお聞きし、多く納められた年は余りを復興(仕法を行う)のための資金として使ったことに尊徳翁の桜町立て直しの手段がよくわかりました。
 また、村人の投票で選出されたよく働いた者には、鍬や鎌などの褒美をとらせたりするなどの心田開発も合わせて行うことで、10年たった頃には減っていた村の人口も増えるなど、尊徳翁の仕法をわかりやすく学ぶことができました。

第3回目【11月2日(月)】
「尊徳翁の一生と実践ー桜町時代~幕臣時代~晩年②ー」

 第3回目の講座は、前回からの続きと小田原の報徳仕法について、松尾先生にお聞きしました。
 天保の大飢饉の中で烏山藩での炊き出しをしたり、小田原藩(特に御殿場地方)での飢饉にあえぐ人々を、「無難」「中難」「極難」にわけて支援の方法を変えるなど、尊徳翁ならではのやり方と人々をまず救うという信念を学ぶことができました。
松尾先生

立正大学文学部非常勤講師 松尾公就先生

 
 
講義の様子

講義の様子

 
 

おだわら市民学校

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