令和4年度おだわら市民学校公開講座を実施しました

公開講座の開催の様子
おだわら市民学校で学ぶことの意義や地域の実践活動に参加することの価値等を改めて認識していただくとともに、広く市民に対しておだわら市民学校の取り組みを周知するため、全受講生対象の講座を実施しており、一般の参加者も募って公開講座として開催しています。
令和4年度も、おだわら市民学校の名誉校長である神野直彦氏をお招きし、”人のチカラ”の大切さについてお話をいただきました。
開催概要
開催日
令和4年7月23日(土) 午後2時~4時
会場
小田原市生涯学習センターけやき ホール
参加人数
104人(受講生90人、一般参加者14人)

第1部 基調講演

神野直彦氏の基調講演の様子

神野直彦氏の基調講演の様子

公開講座の第1部には、おだわら市民学校名誉校長であり、東京大学名誉教授の神野直彦氏を講師にお迎えし、「『幸福』に満ちた地域社会をつくるために」をテーマに基調講演を行っていただきました。
危機の時代において、人と人、人と自然との関係で充足される存在欲求こそが「幸福」を実感するために必要であり、自然と共に生きる「快適」な自然環境と、人間と人間が共に生きる「幸福」な社会環境の二つの環境を再創造するのが、地域社会における人のチカラであるなどについて、熱くご講義いただきました。

第2部 おだわら市民学校卒業生による活動事例発表

地域で様々に活躍されている卒業生お二人から、活動をはじめた経緯や活動のやりがいについて発表いただきました。

(1)令和3年度卒業生 三好正隆さん
まず、令和3年度卒業生で、専門課程「地域を元気にする」を受講した三好正隆さんからは、卒業後、地域の公民館長、神社の氏子総代、健康おだわら普及員として、地域のつながりを大切に活動していることについてお話いただきました。受講を通じて、小田原のことをよく知り、受講生仲間やOBとのつながりが生まれ、地域に還元できている実感を得ているそうです。

(2)令和3年度卒業生 福田茂さん
次に、令和3年度卒業生で、専門課程「地域の生産力を高める」を受講された福田茂さんから、卒業後の活動のお話をいただきました。受講中から農業に関心を持って県の農業サポーターの認定を受け、卒業後は久野に休耕地を借りて農薬を使わない農業の活動に取り組まれているお話をいただきました。受講を通じて、様々な生産者が一生懸命に取り組んでいる生の声を聞けたことが、大いに刺激になったそうです。

最後に、神野直彦氏から、お二人の事例発表について講評をいただきました。
三好さんの発表からは、公民館活動等を通じて人と人の絆をつなぐ地域社会の場を作っていること、また、福田さんの発表からは、小田原の風土にあった作物を作り、地域で自給していく取り組みが小田原の自然環境づくりにつながっていることなどに触れながら、お二人の活動が「幸福」な地域社会づくりに繋がっているとのお話をいただきました。

受講生にとって、卒業生の体験談を通じて、卒業後の自身の活動について思いを馳せるとともに、地域での実践の大切さを改めて考えることができる機会となりました。
活動事例発表の様子

活動事例発表の様子

卒業後の活動状況を発表

卒業後の活動状況を発表

福田茂さん(左)、三好正隆さん(右)

福田茂さん(左)、三好正隆さん(右)

おだわら市民学校

「おだわら市民学校」は、皆で集い、ともに学び、実践へ繋げる「人のチカラ」を育む”新たな学びの場“です。

この情報に関するお問い合わせ先

文化部:生涯学習課 生涯学習センターけやき

電話番号:0465-33-1881

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おだわら市民学校事務局

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