「御用米曲輪の植栽管理に関する現地説明会」を開催しました(平成29年8月26日)

平成29年8月26日に行われた「御用米曲輪の植栽管理に関する現地説明会」の概要を紹介します。

1.説明会の概要

開催概要

日時 8月26日(土)10時00分~11時00分
場所 小田原城御用米曲輪
出席者 学識経験者(造園・樹木)
市文化部職員
参加人数 約40名

あいさつ及び方針説明

市文化部職員

史跡小田原城跡では「史跡と緑の共生」を掲げて、これまで史跡小田原城跡調査・整備委員会植栽専門部会等での議論を重ねたうえで、植栽管理を行ってきました。
これに基づき、平成25年度にはクスノキの伐採や強剪定(不要な枝や幹を除くこと)を行いました。その後、クスノキの生育状況を見極めたうえで、遺構の保護、樹木の健全育成、市街地との遮蔽状況等を考慮し、再び上記専門部会等での議論を経たうえで、今回クスノキ13本を伐採することとなりました。
ここでは、以上のような植栽管理についての経緯や方針の説明を行いました。

伐採対象樹木の説明

樹木医
市文化財課職員

伐採予定のクスノキ1本1本について、実際にクスノキをご覧いただきながら、伐採する理由や生育状況について説明を行いました。

質疑応答

回答:市文化部職員

配布資料

当日の様子

植栽管理の方針についての説明の様子

植栽管理の方針についての説明の様子

伐採を行うクスノキについての説明の様子

伐採を行うクスノキについての説明の様子

2.伐採する樹木について

 平成25年度に続く今回の植栽管理では、北東土塁上のクスノキ13本を平成29年秋以降に伐採します。
 これは、
 ・江戸時代の米蔵跡の周辺にある遺構の保護
 ・今後のクスノキの健全な生育
 ・緑による市街地との遮蔽効果の確保
を目的としています。
 なお、北東土塁上に残る16本のクスノキは、今回剪定しません。また、植栽管理作業は、御用米曲輪に隣接する高等学校の教育活動や周辺住民の方々の暮らしに十分配慮し、細心の注意を払いながら現場作業を行います。
御用米曲輪の様子(平成25年度冬)

御用米曲輪の様子(平成25年度冬)

平成25年度冬の御用米曲輪を写した写真です。クスノキ8本を伐採した後の様子で、土塁北側の法面の落葉樹も葉を落としていることが分かります。
御用米曲輪の様子(平成29年春)

御用米曲輪の様子(平成29年春)

平成29年春の御用米曲輪を写した写真です。平成25年度の様子を写した左の写真を比べて、クスノキの枝葉が順調に伸びている様子が分かります。

この情報に関するお問い合わせ先

文化部:文化財課 史跡整備係

電話番号:0465-33-1718

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