小田原市

市有建築物の計画的な保全に向けて

市の人口は、昭和30~50年代に約11万人から約18万人に増え、市ではこの時期に多くの施設を整備しました。今後、これらの施設の修繕や建て替えが集中し、市財政の大きな負担になることが懸念されます。

市では、平成22年に施設の建築年や運営経費などの現状把握と課題の整理・分析を行い、『小田原市施設白書』を作成しました。その後、平成23年には、公共施設全体における効率的な運営を進めるために『市有施設の管理運営に係る基本方針』を策定しました。

現在、修繕などの集中を避けるため、建物ごとの劣化状況を調査し、長期保全計画・維持修繕計画を策定しています。

建物の劣化調査をしました

計画の策定にあたり、基礎データを収集するため平成25~26年度に建物の劣化調査を行いました。外壁や屋根、空調設備など建築物を構成する部位ごとに、劣化状況や標準的な修繕等の時期を過ぎている箇所を調査しました。

築年数が30年以上の建物の面積は、全体の約75%に達していました。また、標準的な修繕等の時期を過ぎている部位も多くみられました。

標準的な修繕のなどの時期を過ぎている部位数の割合

標準的な修繕のなどの時期を過ぎている部位数の割合

市有建築物の築年数による分布状況(床面積)

市有建築物の築年数による分布状況(床面積)



代表的な劣化の状況

鉄筋露出(螢田住宅)

コンクリートの中の鉄筋が、さびてふくらみ、表面のコンクリートが割れています。

防水シート亀裂(環境事業センター)

雨が浸入しないよう屋上を覆っている防水シートが、劣化し破れています。

海水ポンプ腐食(水産市場)

水をくみ上げるためのポンプが、劣化しさびています。


木部腐朽(曽我支所)

木造建物の外壁などが腐っています。

雨漏り(御幸の浜プール)

雨漏りにより天井にシミやカビができたり、天井の板がふやけてはがれています。

操作盤ボックス(けやき)

設備機器の制御盤のカバーがさびています。


長期保全計画・維持修繕計画を策定しています

劣化等調査の結果から、今後は、より計画的に維持保全をしていく必要性があることがわかりました。現在、平成29年度の運用開始を目指し、市有建築物の「長期保全計画」と「維持修繕計画」を策定しています。

施設の安全性の確保と財政負担の平準化のために、計画的な維持保全を目指していきます。

長期保全計画

「市有建築物は、長く大切に使っていくことが基本となる」など、今後の市の建物の保全の考え方を示します。また、保全に係る長期コストを把握し平準化するために策定します。

維持修繕計画

修繕などの優先順位を判断し、今後数年間に行うべき工事の順番を決定します。実際の修繕工事などを計画的に行っていくために策定します。

保全活用のための意識改革に取り組んでいます

最終更新日:2015年08月19日

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建設部:建築課 施設計画係

電話番号:0465-33-1567


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