中里遺跡出土品が神奈川県指定重要文化財に指定されました

 令和元年(2019年)9月3日(火)に開催された神奈川県教育委員会9月定例会において、「小田原市中里遺跡の弥生時代中期出土品」を神奈川県指定重要文化財(考古資料)として新たに指定することが決定されました。指定年月日は、令和元年(2019年)9月17日になります。
 この結果、本市の指定文化財の件数は、国8件・県25件・市115件の合計148件になりました。

【種別】考古資料
【名称】小田原市中里遺跡の弥生時代中期出土品
【数量】141点(土器66点、石器61点、木製品8点、土製品4点、石製品1点、骨角製品1点)
【時代】弥生時代中期中葉(紀元前2~3世紀頃)

「小田原市中里遺跡の弥生時代中期出土品」の文化財としての価値

 中里遺跡は、弥生時代中期中葉の東日本における最大級の規模を誇る集落です。
 出土した土器は、地元で作られた土器のほかに、近畿地方、東海地方、中部高地、北陸地方、関東地方北部、東北地方南部といった複数の遠隔地の土器が認められることが大きな特徴です。
 石器は、「大陸系磨製石斧(たいりくけいませいせきふ)」と呼ばれる弥生時代に特徴的な伐採用・加工用の斧類のほかに、製作途中の石斧や石斧を作るための道具(敲石(たたきいし)・台石(だいいし)・砥石(といし))も出土しており、農耕具などの木製品や伐採用・加工用の石斧を製作していたことがわかります。
 また、鍬(くわ)や機織具(はたおりぐ)などの木製品は、弥生時代の関東では最古級の資料です。
 このように、中里遺跡の弥生時代中期出土品からは、関東地方における本格的な稲作文化の受容が弥生時代中期中葉にあったこと、近畿地方や東海地方からの影響を大きく受けていたことなどが明らかになりました。このため、「本県をはじめ南関東地方における稲作農耕社会への転換期の様相を解き明かす上で、欠くことのできない重要なもの」と評価され、神奈川県指定重要文化財に指定されました。
指定された中里遺跡の出土品(土器の一部は未指定)

指定された中里遺跡の出土品(土器の一部は未指定)

40号方形周溝墓から出土した壺(高さ71.6cm)

40号方形周溝墓から出土した壺(高さ71.6cm)

最終更新日:2019年09月17日


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