熱中症予防について
熱中症とは
熱中症は、室温や気温が高い中での作業や運動などにより、体温の調整機能が働くなり、体内の水分や塩分のバランスが崩れてしまうことで発症します。
特に体調管理機能が未熟な乳幼児や暑さを感じにくい高齢者は、重症化しやすい傾向にありますので注意が必要です。
熱中症対策のための暑さ指数の情報収集や予防対策、熱中症になった場合の対処法など詳しくは以下のページをご覧ください。
熱中症(特別)警戒アラートに注目!~暑さ指数に注意して過ごしましょう~
暑さ指数(WBGT)とは
暑さ指数(WBGT)とは、熱中症を予防することを目的とした「湿度」、「日射などの熱環境」、「気温」の3つを取り入れた指標となります。
この暑さ指数(WBGT)を用いて、「熱中症警戒アラート」や、その更に上の「熱中症特別警戒アラート」が発表されます。
※暑さ指数(WBGT)は当日の最高気温ではありませんのでご注意ください。
熱中症警戒アラート・熱中症特別警戒アラートの発表基準
種別 | 発表基準 | 市民への発表時間 |
---|---|---|
熱中症警戒アラート | 県内5地点(横浜、海老名、辻堂、三浦、小田原)のいずれかの地点で暑さ指数(WBGT)33以上の場合、神奈川県域に発表 | 前日午後5時頃 (当日に急遽アラートが出た場合は、休日を除く、午前9時頃にお知らせ) |
熱中症特別警戒アラート | 県内5地点の全ての地点で暑さ指数(WBGT)35以上の場合、神奈川県域に発表 | 前日午後2時頃 |
※リアルタイムの暑さ指数(WBGT)の情報については、下記のホームページ「熱中症予防サイト」から確認できます。
環境省「熱中症予防サイト」
おだわら防災ナビのダウンロード方法、防災メールの登録方法
熱中症(特別)警戒アラートの情報を収集できるよう積極的にダウンロード・登録しましょう。
熱中症にならないための予防
屋外だけでなく、室内で何もしていないときでも発症することがあります。
正しい知識を身につけ、体調の変化に気を付けるとともに、
周囲に気を配り、熱中症による健康被害を防ぎましょう。
また、上記で説明している「熱中症警戒アラート」、「熱中症特別警戒アラート」の情報をしっかり収集し、発表されている日には、外出を控える、エアコンを使用する等熱中症の予防行動を積極的にとりましょう。
「熱中症予防のために」 PDF形式 :905.3KB
PDFファイルをご覧になるには、Adobe® Reader®(新しいウインドウで開きます)が必要です。
こんな日は熱中症に注意
屋外で活動している時だけではなく、室内にいるときも注意が必要です。
特に、梅雨明けの湿度が高く、急に暑くなる日には、体が暑さに慣れていないため、注意する必要があります。
熱中症に注意したい人
- 体温調節能力がまだ十分に発達していないので、体に熱がこもりやすく、体温が上昇しやすくなります。
- 大人よりも身長が低いため、地面からの照り返しの影響を強く受けます。
- 自分では十分に水分を補給したり、服を脱ぐなどの暑さ対策ができません。
- 自分で自らの体調変化を訴えられなかったり、遊びに夢中になってしまい、身体に異変が起きていても気づかなかったりします。
- 周囲の大人が気を配る必要があります。
- 熱中症患者のおよそ半数が高齢者です。室内でも、夜でも多く発生しています。
- 若者に比べ、体内の水分量が少なく、暑さやのどの渇きを感じにくいうえ、体温調節機能も低下しています。
- からだに障がいや病気のある人、肥満気味の人、普段から運動をしていない人
今日からできる熱中症予防
熱中症を引き起こす要因として環境、からだ、行動の3つがあるのでそれらに気を付けて過ごすことが大切です。
(1)環境
- 気温が高く、蒸し暑い日は、決して無理をしないようにしましょう。
- 急に気温が上がるなど、暑くなる日は特に注意しましょう。
- エアコンを利用するなど、部屋の温度を調整しましょう。(室温は28℃が目安です。)
- 通気性の良い、汗などをよく吸収し、早く乾く衣類を着用しましょう。
(2)からだ
- のどが渇いてからではなく、乾く前に定期的に水分と適度な塩分を補給しましょう。(1日あたり1.2リットルが目安です。)
- 大量に汗をかいたときは、適度な塩分も補給しましょう。
- 汗をかいた後や、のどが渇いた時のアルコール摂取は、水分を更に体の外に排出してしまうので避けましょう。
- 寝ている間にも熱中症になる可能性があるので、就寝前や起床時にも水分を摂るように心がけましょう。
- 食事を摂ることで、水分や塩分を補給することができるので、生活のリズムを整え、一日三食をしっかり食べるようにしましょう。
(3)行動
- 日ごろから、体温測定や健康チェックを行いましょう。
- 屋外では日陰を選んで歩き、日傘をさしたり帽子をかぶるようにしましょう。(帽子は時々はずして
汗の蒸発を促しましょう。) - こまめな休息をとり、長時間太陽の下にいることは避けましょう。
- 体調が悪いと感じたときは、無理をせず自宅で静養するようにしましょう。
- 熱中症になりやすい高齢者、子ども、障がいや病気のある方に目を配り、声かけをしましょう。
熱中症になった時の対処法
意識がある、反応が正常な時
(1)涼しい場所へ避難させる
↓
(2)衣服を脱がせ、体を冷やす
↓
(3)水分・塩分を補給する(経口補水液が効果的)
※水を自力で飲めない、または症状が改善しない場合は直ちに救急隊を要請しましょう
意識がない、反応がおかしいとき
(1)救急隊を要請する
↓
(2)涼しい場所へ避難させる
↓
(3)衣服を脱がせ、きついベルトやネクタイ、下着はゆるめる
↓
(4)露出させた皮膚に冷水をかけて、うちわや扇風機などで扇いで体を冷やす(氷のう等あれば、首・脇の下・太ももの付け根を集中的に冷やしましょう)
↓
(5)医療機関に搬送する
※倒れた時の状況が分かる人が医療機関に同行しましょう
クーリングシェルター指定について
- 国が示す指定基準は、適当な冷房設備があること、熱中症特別警戒アラートが発表された時には住民等一般に開放することとなっており、本市も国の基準に従い指定しています。
そのため、市民や観光客などどなたでも利用できますが、各指定施設の開館日や開館時間に応じて利用していただくことになります。指定施設にはポスターやのぼり旗を設置します。
なお、在宅が可能であるなど涼しい環境で過ごせる場合には、クーリングシェルターへの移動は前提としておりません。
熱中症特別警報アラート発表時の予防行動について
- 熱中症特別警戒アラート発表時は、過去例のない危険な暑さが想定され、健康被害の恐れから外出等を控えることが熱中症の予防行動となります。
一義的にクーリングシェルターは、外出等せざるを得ない場合の休憩所となっており、このような趣旨も踏まえ、事前に指定施設や開放可能日・開放時間などご確認の上、ご利用ください。
クーリングシェルター運用期間
- 7月1日(月)から10月23日(水)まで(指定施設によって異なります)
クーリングシェルター指定先一覧表
この情報に関するお問い合わせ先
福祉健康部:健康づくり課(保健センター) 成人保健係
電話番号:0465-47-4723・4724