小田原文学館

小田原文学館では、令和5年10月26日(木)から12月3日(日)まで、名作「王将」等で知られる小田原ゆかりの劇作家・北條秀司の生誕満120年を記念した特別展を開催しています。
会期を12月10日(日)まで延長します。

特別展の情報や関連事業など、詳しくはこちらをご覧ください。

文学のまち小田原

明治から昭和にかけて小田原では、近代文学の先駆者とされる北村透谷、幻想的な私小説を手掛けた牧野信一、芥川賞作家で文化勲章を受章した尾崎一雄、女性をテーマにした私小説で人気を博した川崎長太郎、戦後の女性論で著名な北原武夫、民衆詩派詩人の福田正夫や井上康文など、多くの文学者が輩出しました。
また、詩人の北原白秋をはじめ、無頼派の坂口安吾、詩人の三好達治、脚本家の岸田國士・北條秀司など、交通の便のよさや温暖な気候に惹かれて来住した文学者も少なくありません。
小田原文学館では、小田原市立図書館が開館以来、長年にわたり小が収集してきた自筆原稿や遺品等により、これら小田原出身やゆかりの文学者たちの生涯や事績等をご紹介します。

文学館遠景

文学館本館

西海子通りの桜並木

桜の花咲く西海子通り

本館 展示室

展示室の様子

展示室の様子

1階第1・第2展示室では、北村透谷・尾崎一雄・川崎長太郎、2階第3展示室(東側)では、牧野信一・北原武夫・藪田義雄・福田正夫ら小田原出身の文学者の資料を展示しています。2階第4展示室(西側)では、谷崎潤一郎、三好達治、北條秀司ら小田原西海子周辺に居住して執筆活動を行った小田原ゆかりの文学者の資料を展示しています。

※常設展の内容は順次更新しています。
本館と別館の建物は国の登録有形文化財に登録されています。

白秋童謡館・尾崎一雄邸書斎

開催中の特別展など

劇作家・北條秀司 生誕 満120年周年企画

文学館特別展「劇作家・北條秀司―華やかな交流の軌跡」

本年11月7日で生誕から満120年を迎える劇作家・北條秀司は、小田原在住中に上演された不朽の名作「王将」「文楽」をはじめ、生涯に200点以上もの膨大な戯曲を発表しました。「王将」のほか「京舞」「太夫(こったい)さん」「井伊大老」などは、現在でも公演が続く人気作です。この展示では、自筆原稿など残された各種の資料から、それらの創作と上演の過程で育まれた北條と多くの名優、多彩な文人たちとの交流の軌跡などをたどります。

【ギャラリー・トークのお知らせ】
日時:11月23日(祝) 第1回  13時30分~/第2回  15時~(定員 各10名)
当館学芸員が特別展をご案内します。
参加申込は前日16時までに電話で〔0465(22)9881〕。
費用は入館料のみ。

会期 10月26日(木)~12月3日(日)
*12月10日(日)まで会期延長
月曜休館日
時間 10時~16時30分(入館は16時まで)
会場 小田原文学館 本館2階展示室(駐車場7台)
料金 一般250円 小中学生100円
北條秀司(1902‐1996)

 

北條秀司(1902⁻1996)
 

パネル展「名作『王将』が生まれた街ー劇作家・北條秀司と小田原」

小田原で執筆された代表作「王将」のストーリー展開とともに、辰巳柳太郎・島田省吾・坂東妻三郎・三國連太郎・緒形拳らの名優が主演を務めた公演や映画のポスター・舞台写真などを紹介します。

会期 11月1日(水)~15日(水)
6日(月)休館
時間 9時(1日は13時)~21時30分(15日は15時)
場所 UMECO(うめこ) ホワイエ
 
主催 日本ゆたかなまちづくり研究会

回顧展「劇作家・北條秀司と緒形拳―交流の日々」

北條秀司と北條によって役者への道を開かれた名優 緒形拳との交流を示す書画・写真・書簡などを展示します。

会期 11月7日(火)~19日(日)
月曜休館日
時間 10時~16時
場所 旧松本剛吉別邸 南町2‐1‐27(駐車場なし)
主催 東海大学文明研究所

記念講座「神田蘭さん特別公演」他

東海大学教授 馬場弘臣さんの講話「劇作家・北條秀司と『王将』、緒形幹太さん(緒形拳長男)と馬場さんのトークショー「緒形幹太さんと語る北條作品」、講談師 神田蘭さんによる新作講談「王将」の特別公演を開催します。

日にち 11月12日(日)
時間 14時30分~16時
場所 報徳会館 小田原市城内8‐10
※公共交通機関でお越しください。
定員 100人・申込先着順
費用 2,000円(当日支払い)
申込 オフィス野の花(090ー8835ー0790)に電話で。10月1日より申込受付。
*ファックス・メールによる申込も可能。
 ファックス番号  046ー224ー8464
 メールアドレス  h.baba@office-nonohana.com

過去の特別展など

北原白秋自筆「胡麻の実」(震災体験記)特別公開

100年前の関東大震災発災当時、小田原の天神山で暮らしていた白秋がその体験を生々しく記録した「胡麻の実」。雑誌『詩と音楽』に掲載されたその自筆原稿全3枚を公開します。
期間 令和5年8月22日(火)~9月10日(日)月曜休館

観覧料

※童謡館と共通
大人:250円(20名以上の団体の場合は180円)

小・中学生:100円(20名以上の団体の場合は70円)

  • 次の方は観覧料が免除されます。
    〇「身体障害者手帳」、「療育手帳」、「精神障害者保健福祉手帳」を持参・提示で、ご本人及び同伴者1名
     障害者手帳アプリケーションの「ミライロID」のご提示でも免除が適用されます。
     (必要な情報が確認できない場合は原本のご提示をお願いすることがあります。)
    〇小田原市が発行する「福寿カード」を持参・提示で、ご本人及び同伴者1名
    〇未就学児童

住所 神奈川県小田原市南町2-3-4
TEL 0465-22-9881
休み 月曜日(休日にあたるときは翌平日)、年末年始(12月28日~1月3日)、臨時休館あり
開館時間 3月~10月 午前10時00分~午後5時00分(入館は午後4時30分まで)、11月~2月 午前10時00分~午後4時30分(入館は午後4時00分まで) ※特別展開催時等変更あり

アクセスマップ

>> 大きい地図を表示(新しいウインドウで開きます)
 からの 

庭園花だより

小田原文学館の庭園は年間を通じ、様々な花々で彩られます。四季おりおりに映りゆくその様子を写真で紹介します。

初夏の庭園(令和5年6月頃)

気温と湿度が高まる6月初旬は、初夏の花の開花時期。アジサイ、サルビアなど、色とりどりの美しい花が咲きはじめました。(撮影日にご注意ください。)

庭園ではあじさいが満開です。(6月6日撮影)
本館庭園では薄紫のアジサイが見ごろを迎えています。(6月6日撮影)
アジサイ
 
鮮やかな紫色と可憐な形が印象的なサルビア・ガラニチカ(メド―セージ)が咲いています(6月6日撮影)
アジサイの脇に咲く鮮やかな紫色と可憐な花弁が印象的なサルビア・ガラニチカ。(6月6日撮影)
紫色の花
 
黄色の花
黄色のビヨウヤナギも満開です。花の中央にみられる多くの雄しべが華やかさを添えています(6月6日撮影)
黄色の花
 
足元には鮮やかな赤い花が咲いていました。アルストロメリア・ブルケラという花だそうです。(6月6日撮影)
 ビヨウヤナギの根本には鮮やかな花が咲いていました。南米由来のアルストロメリア・プルケラという花です。(6月6日撮影)
アルストロメリア・ブルケラの写真
 

春の庭園(令和5年4月頃)

例年より温暖な今年は、花の盛りも早く、庭園内でも4月初旬には、モッコウバラ、ツツジ、アセビなどが美しい花を咲かせはじめました。【見ごろを過ぎました】

4月中旬頃の本館庭園のツツジ。見ごろをすぎました(4月27日更新)。
4月中旬頃には本館庭園にツツジが咲いていました。
ツツジ
 
4月中旬頃には本館庭園西側ではモッコウバラの黄色く小さな花が咲き乱れていました。
4月中旬頃には本館庭園西側ではモッコウバラの黄色く小さな花が咲き乱れていました。
モッコウバラの写真
 
本館~別館の連絡通路の途中にある竹林にひっそりと咲くカラー(4月18日撮影)
本館~別館の連絡通路の途中にある竹林にひっそりと咲くカラー(4月18日撮影)
カラーの写真
 
尾崎一雄邸前のカラタチは花が落ち実をつけ始めています(4月18日撮影)
尾崎一雄邸前のカラタチは花が落ち実をつけ始めています(4月18日撮影)
別館の苔庭と藤田湘子碑(4月6日撮影)
別館の苔庭と藤田湘子碑(4月6日撮影)
別館庭園のアセビ(4月18日撮影)
別館庭園のアセビ(4月18日撮影)
アセビの写真
 

この情報に関するお問い合わせ先

小田原文学館

電話番号:0465-22-9881

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