建造物・曽我祐信宝篋印塔 1基 (そがすけのぶほうきょういんとう)
所有 | 個人 |
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所在 | 曽我谷津1159-イ-2 |
形状等 | 総高 224.0㎝(基壇を除く) |
概説
関東形式と呼ばれる特徴を備えた大型の宝篋印塔です。
塔身(とうしん)は後補の可能性も指摘され、相輪(そうりん)は上部が欠損しているものの、反花座(かえりばなざ) ・基礎・塔身・笠(かさ)・相輪という宝篋印塔の各部位が揃った石塔です。
現在、この塔が立地するのは曽我丘陵の中腹ですが、六本松峠を西に下った尾根先に該当します。所在地が古道に近く、尾根先で眺望に優れた景勝地であることを踏まえると石塔の立地としては適地であり、当初からこの付近に所在していた可能性が高いと考えられています。
塔身(とうしん)は後補の可能性も指摘され、相輪(そうりん)は上部が欠損しているものの、反花座(かえりばなざ) ・基礎・塔身・笠(かさ)・相輪という宝篋印塔の各部位が揃った石塔です。
現在、この塔が立地するのは曽我丘陵の中腹ですが、六本松峠を西に下った尾根先に該当します。所在地が古道に近く、尾根先で眺望に優れた景勝地であることを踏まえると石塔の立地としては適地であり、当初からこの付近に所在していた可能性が高いと考えられています。

曽我祐信宝篋印塔
この塔は、曽我兄弟の養父である曽我祐信の所領が近いこともあり、「祐信さんの供養塔」との呼称で伝わっていますが、銘文等は刻まれていません。そのため、造塔の意図や年代、造立者や石工名などは一切不明です。したがって、曽我祐信とのゆかりを確認することもできませんが、宝篋印塔としては14世紀代に位置づけられる特徴を有しています。
石材は、箱根火山カルデラ内に位置する中央火口丘産の安山岩が用いられており、各石塔部位の大きさが大きいことから、山石を切り出して造られた注文生産品と考えられます。
石材は、箱根火山カルデラ内に位置する中央火口丘産の安山岩が用いられており、各石塔部位の大きさが大きいことから、山石を切り出して造られた注文生産品と考えられます。
アクセス
鉄道 | JR御殿場線「下曽我駅」下車徒歩約30分 |
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バス | JR「国府津駅」から富士急湘南バス「下曽我駅」行または「新松田駅」行 「別所梅林」下車徒歩約20分 |
地図
この情報に関するお問い合わせ先
文化部:文化財課
電話番号:0465-33-1717