建造物・二宮尊徳生家 1棟 (にのみやそんとくせいか)
概説
二宮尊徳は、天明7年(1787)7月23日旧栢山村にあったこの家で誕生しました。
建築年は明らかではありませんが、祖父銀右衛門が兄の万兵衛から分家した時、現在地に建てたと考えられています。
尊徳が16歳の時一家離散となり土地と建物は売却されました。
建物は西栢山に移築された後、市内柳新田の渡辺善太郎家住宅となっていましたが、昭和35年(1960)9月20日に尊徳記念館建設期成会が尊徳生誕の場所に復元し、市に寄贈されました。
この建物は移築を繰り返し、改造を受けてきましたが、梁組(はりくみ)に建築時の材料がほぼ残され、全体の規模や柱の配置が分かったため、復元的に整備されています。
建物の平面は、土間のほか、炉のある広間 、床(とこ)も設けられた「でい」とも呼ばれる座敷、床(ゆか)が竹簀子(たけすのこ)の納戸で構成されます。
これら平面や構造などの様式上からも18世紀中頃のものと考えられており、二宮尊徳の生家という歴史的意義ばかりでなく、県内における江戸時代中期の中流農家住宅の典型的な例として意義深い建物です。
建築年は明らかではありませんが、祖父銀右衛門が兄の万兵衛から分家した時、現在地に建てたと考えられています。
尊徳が16歳の時一家離散となり土地と建物は売却されました。
建物は西栢山に移築された後、市内柳新田の渡辺善太郎家住宅となっていましたが、昭和35年(1960)9月20日に尊徳記念館建設期成会が尊徳生誕の場所に復元し、市に寄贈されました。
この建物は移築を繰り返し、改造を受けてきましたが、梁組(はりくみ)に建築時の材料がほぼ残され、全体の規模や柱の配置が分かったため、復元的に整備されています。
建物の平面は、土間のほか、炉のある広間 、床(とこ)も設けられた「でい」とも呼ばれる座敷、床(ゆか)が竹簀子(たけすのこ)の納戸で構成されます。
これら平面や構造などの様式上からも18世紀中頃のものと考えられており、二宮尊徳の生家という歴史的意義ばかりでなく、県内における江戸時代中期の中流農家住宅の典型的な例として意義深い建物です。
アクセス
鉄道 | 小田急線「富水駅」または「栢山駅」下車、徒歩約15分 |
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バス | 栢山駅からコロナワールド方面行きバスで尊徳記念館前下車 |
施設情報
郵便番号 | 250-0852 |
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住所 | 神奈川県小田原市栢山2065-1小田原市尊徳記念館敷地内 |
TEL | 0465-36-2381 |
FAX | 0465-37-7367 |
休み | 12月28日〜31日、1月1日〜3日 |
開館時間 | 午前9時00分~午後5時00分 |
メールアドレス | sontoku@city.odawara.kanagawa.jp |
アクセスマップ
関連情報リンク
この情報に関するお問い合わせ先
文化部:文化財課
電話番号:0465-33-1717