建造物・勝福寺の仁王門
勝福寺の仁王門
市指定 昭和63年11月1日
所有
飯泉1161 勝福寺
所在
飯泉1161 勝福寺
形状
桁行 32.5尺(9.85m)
梁間 20.0尺(6.06m)
この間は、三間一戸の八脚門で、屋根は切妻造、銅板葺です。
概説
飯泉山勝福寺は、真言宗東寺派に属し、通称飯泉観音と呼ばれ、板東三十三観音の第五番札所として有名です。本堂や本尊の十一面観音は、県の重要文化財に指定されるなど、由緒ある寺院です。
仁王門は、「飯泉誌」によると宝暦8年(1758)に造営されたもので、全体に木割が太く、二重虹梁蟇股式(にじゅうこうりょうかえるまたしき)の妻架講(つまかこう)が堂々とした外観を構成しています。また、八脚門としては県下でも最大級で、格調の高い門です。
この仁王門も老朽化のため、昭和34年から38年にかけて解体修理され、屋根も茅葺きから銅板葺に改変されましたが、それ以外は貫等に新材で補修した箇所があるものの、原形をよく留めています。