建造物・勝福寺本堂
勝福寺本堂
県指定 昭和32年2月19日
所有
飯泉1161 勝福寺
所在
飯泉1161 勝福寺
形状
木造回縁向拝(主屋の屋根の一部が突き出ていて、下にある階段を雨から守る形)付銅葺単層宝形造 間口 5間(9.1m) 奥行5間(9.1m)
建物は、密教系寺院独特の構えで、内陣は後部3間(5.45m)外陣は前部2間(3.63m)の板の間です。全体に江戸時代(1603〜1867)初期の様式を残していて、地方色豊かな建物といえます。
概説
飯泉山勝福寺は、京都東寺真言宗の名刹(由緒ある古寺)で、十一面観音が本尊です。寺伝によれば、弓削道鏡が東に下ったさい、北千代台(小田原)に創建した千葉山弓削寺の東院堂ともいわれています。今の飯泉に移された後、小田原城の鬼門鎮守の道場としてあがめられ、通称「飯泉観音」と呼ばれ、坂東三十三観音の第五番札所として有名です。