工芸・勝福寺の青銅水鉢
勝福寺の青銅水鉢(市指定 昭和39年5月27日)
【所在】 小田原市飯泉1161 勝福寺
【形状】
全長274cm 幅45cm 高さ37cm
青銅製で、竜頭船の形をしていて、船尾に十一面観音菩薩の坐像1躯あるほか、全体に多数の銘文が刻まれています。
水鉢としては、形などが珍しく、造りも優秀です。
【概説】
水鉢は、本堂前に置かれています。
作者は、江戸神田の鋳物師小沼播磨守藤原正永で、宝永元年(1704)7月と刻まれています。また、奉納者は、佐藤長左衛門・山口路峰を中心とし、老若男女の一紙半銭の助力で成就したとあります。